2011年04月09日
入園・入学グッズを贈っている森由宇利さん。(左上から時計回りに)上履き入れ、歯ブラシ・コップ入れ、レッスンバッグ、着替え袋=最上町向町
仙台市内のハンドメード雑貨店のオーナー森由宇利(ゆうり)さん(45)=最上町向町=が、ネットを通じて全国のハンドメード作品の制作者たちと連携し、被災した子どもたちに着替え袋や上履き入れなどの「入園・入学グッズ」を贈るボランティア活動を展開している。現在、ツイッターなどで募った山形、宮城、福島3県の被災・避難児童500人分以上を急ピッチで制作しており、完成したものから順次発送している。
手作りの同グッズは、保育園や小学校などに持参する大小のバッグ類で▽着替え袋▽上履き入れ▽歯ブラシ・コップ入れ▽借りた本や授業で描いた絵などを入れるレッスンバッグ▽弁当袋-の5点で1セット。新入生以外の子どもも対象で、給食のある小学生は弁当袋を外すなど、要望に応じたグッズを贈っている。
森さんは震災後、ブログやツイッターで、今回の活動を提案。森さんの店で手作りの洋服や手芸品を委託販売している宮城県の制作者など東北地方の約20人が賛同した。また、大阪府の2つの制作者グループと千葉県の1グループの各代表もネットを通じて協力を申し入れ、この4グループが連携して取り組んでいる。
被災地に最も近いグループの代表として森さんがコーディネーター役を務め、依頼されたグッズの数や種類の取りまとめ、グループや制作者への発注、完成したグッズの集約・発送などを担っている。
森さんが受けた依頼は、宮城県石巻市の園児用400セットや福島県いわき市の小学生用50セット、本県では福島県南相馬市から村山市内に避難している小学生用9セットなど500セット余り。この他に、活動に参加している制作者が個別に依頼を受けているケースもある。被災地の多くは小学校や保育園の再開が延期されており、早く必要な場所から送り届けている。
森さんは「被災地の子どものためにハンドメードで何かできないかと考えた各地の制作者たちがネットを通じてつながった。お互いグループのことを詳しく知らないが、おそらく100人以上の制作者が参加してくれていると思う」と語る。
現在、1人分の生地1メートル(700~1000円)をはじめ金具や糸、送料などは制作者が個人負担している。グッズの需要は今後増えると予想されるため、活動継続へ支援金の協力を呼び掛けている。また、森さんのハンドメード雑貨店クーリエ(仙台市泉区・セルバ5階)で22~24日、チャリティー販売会を開く。グッズの依頼、支援金の申し込みは森さん090(5189)0613まで。