2011年04月13日
ポンプアップでも湯量を確保できず、日帰り入浴の受け入れを停止している柳川温泉=大江町
東日本大震災の発生以降、大江町柳川の温泉施設「柳川温泉」の源泉から自噴する湯量が減り、日帰り入浴の営業を停止している。ポンプを使ったくみ上げでも十分な量を得られていない。町は現在、源泉の詳しい状況を調査しているが、結果次第では新たな掘削が必要になるという。
同温泉は町が1995年に開設した。日帰り・宿泊客を受け入れ、1日平均の利用者は約250人。現在は町の指定管理者で第三セクターの町産業振興公社が運営している。
源泉は、同温泉から東に約150メートル離れた場所の地下約700メートルにある。震災前の湧出量は推定で毎分400~500リットル、温度は約60度。町内で震度4を観測した3月11日の地震以降、ほぼ自噴が止まり、営業を停止。14日に何とか入浴提供できる量が湧き出し営業を再開したものの、22日に再び湯量が減ったため、日帰り客の受け入れをストップした。
町は4月5~7日、ポンプで湯をくみ上げる試験を行ったが、十分な量を確認できず、回復の兆候は見られないという。現在は源泉の深さや温度などの状況を調査し、データを解析している。
施設の売店では町内の生産者が山菜なども販売。町は「人気の施設で営業できないのは非常に残念。解析の結果次第では、新たな源泉を掘る必要があるかもしれない。15日ごろまでに今後の方向性を決めたい」としている。