東日本大震災

新鮮魚介で笑顔広げる 庄内の料理人が上山で炊き出し

2011年04月20日
庄内産の新鮮な魚が避難者に振る舞われた=上山市体育文化センター
庄内産の新鮮な魚が避難者に振る舞われた=上山市体育文化センター
 庄内の魚介類で被災者を元気づけたい。そんな思いで、庄内の料理人らが連日、上山市の避難所に足を運んでいる。15日の夕食でワラサやタコなどの海鮮丼を振る舞い、19日には庄内産のアブラツノザメを使った「シャークバーガー」を提供。久々に魚介類を口にした人も多く、避難所に明るい笑顔が広がった。

 企画したのは日本料理店「鵜渡幸」(酒田市)の総料理長須田剛史さん(35)と、生活協同組合共立社(鶴岡市)の一谷正さん(62)。「上山の避難者が魚を食べたがっている」という話を知人から聞き、鮮魚を仕入れて駆け付けた。避難者の多くは福島県南相馬市や相馬市の住民。沿岸部の住民にとって、魚介類は食生活と切り離すことはできない。避難者たちは「こんなにおいしい魚はなかなか食べられない」と感激した表情を浮かべていた。

 須田さんは修行時代を相馬市の料亭で過ごした。だが、津波被害で今も関係者とは連絡がつかない。「被災者にとにかく体力をつけてほしい。恩返しではないが、今の自分にはこれしかできない」

 炊き出しを機に交流も生まれた。2人は知り合った避難者とメールをやりとりし、自分たちにできることは何かを考えている。その1人、南相馬市の会社員横山美里さん(29)から「みんなとても喜んでいました」と感謝を伝えられた。一谷さんは「大事なのは支援を『続けること』。何とか避難者の力になれれば」と継続的なサポートを約束していた。(小林達也)
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