2011年05月14日
県は14日までに、山形市あかねケ丘2丁目、水産加工業相馬稔さん(69)が3月11日、仕事先の福島県南相馬市で、東日本大震災の津波に遭って亡くなっていたことが分かり、同震災で死亡した県民は3人になったと発表した。
秋田県出身の相馬さんは山形市内に工場がある水産加工会社を退職後、南相馬市の沿岸部にタコの加工食品を製造する会社を友人と設立。平日は南相馬市で働き、週末に山形市の自宅に戻る生活を送っていた。
妻恵美子さん(69)によると、震災発生直後から連絡が取れなくなっていたが、数日後に会社の同僚から「(相馬さんが)行方不明になっている」との電話を受けた。現地で捜したが見つからなかった。4月17日、福島県警から遺体の身元確認を求める連絡が入った。変わり果てた姿を前に言葉を失ったが「普段は身に着けないのに、私がプレゼントした腕時計を着けていたのを見て間違いないと思った」(恵美子さん)。同18日に南相馬市役所で「埋火葬許可証」を受け、同19日に荼毘(だび)に付したという。同震災で、県内では3月11日に山形市で、余震があった4月7日に尾花沢市でそれぞれ女性1人が亡くなっている。