2011年06月14日
YCC情報システムが無償提供を開始したクラウドコンピューティングを活用した申し込み受け付けサイト
YCC情報システム(山形市)は、山形大と東北芸術工科大が東日本大震災の被災地に向け毎週運行しているボランティアバス「スマイルエンジン山形」の活動を支援するため、クラウドコンピューティングを活用したボランティア受け付けサイトを開発し、13日から無償提供を始めた。参加者集計など事務作業にかかる手間を大幅に省ける他、参加者が自分の登録状況を確認できるといったメリットがある。
スマイルエンジン山形は、日常生活の10%を東日本大震災の復興支援に充てようという両大提案のキャンペーン「スマイル・トレード10%」の一環。先月14日から毎週土曜日に、学生や一般市民を募って運行している。
参加者の募集は、大学の関係者が同キャンペーンのホームページからメールで受け付けていたため、参加者の集計やリスト作成の他、ボランティア内容が変更となった場合の参加者連絡などに多大な時間と手間がかかり、本来の目的であるボランティアのコーディネートや被災地ニーズとボランティアとのマッチングに注力できないといった問題が出ていた。
この状況を知ったYCC情報システムが、豊富なノウハウを持ち、顧客企業に導入を提案しているクラウドコンピューティングを使った申し込み受け付けシステムの無償提供を申し出た。
「クラウド」は、インターネット上の共有サーバーを活用したオンラインサービス。サーバー管理を専門会社に任せ、インターネットを介してサービスを利用することで、多額の初期費用を投じて自社サーバーやソフトウエアを導入することなく、低コストで運用できるメリットがある。
今年末まで無償でシステムを提供する予定。同キャンペーンのホームページ上から申し込み受け付けサイトに入ることが可能になる。同社の小沼博研究開発部長は「他にもクラウドを中心とした被災者支援のシステムを考えており、今後もニーズに応じ、役立つものを提供していきたい」と話している。