県内への避難、6月末現在6492人 さらに増加の見通し
2011年07月10日
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震災に伴って福島県や宮城県から本県に避難している避難者数は、県による6月30日現在の集計で約6500人に上っている。福島第1原発への不安が消えない中、福島県からの自主避難者はさらに増える見通し。本県の避難者受け入れは支援策も含め、新たな局面を迎えている。本県への避難者数は、体育館や公共施設など1次避難所に身を寄せた人の数が3月21日、ピークとなる3834人を数えた。このほか親戚や知人宅、自分でアパートを借りるなどした避難者が4月25日現在の集計で2348人となった。5月以降はそれぞれ人数が減っており、この2つの時点の人数を合わせた約6200人が、確認できている避難者数のピークだったとみられる。 一方、直近の集計(6月30日現在)で避難者数は6492人に達し、6月16日集計時点より791人増加している。県が同日(6月16日)から、借り上げ民間アパートの受け入れ対象を特定の避難者から福島県全域の自主避難者へ拡大したことで、放射性物質の影響が懸念される福島市や郡山市からの申込者が急増した。 現在も1日100件近い問い合わせがあり、今後もさらに増えると予想されている。
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