東日本大震災

震災に「負けない」タオル 最上の住職、作って届ける

2011年08月17日
三部住職がしゃれを利かせて作った「まけない!タオル」。被災者と支援者の心を一つにつないでいる=最上町
三部住職がしゃれを利かせて作った「まけない!タオル」。被災者と支援者の心を一つにつないでいる=最上町
 最上町富沢の松林寺の三部義道住職(55)が、東日本大震災の被災者と支援者の心をつなぐ「まけない!タオル」を作った。被災者と支援者に届けたタオルは、これまでにざっと2万5000枚。打ちひしがれた被災者の心を少しでも和らげ、負けないで苦難を乗り越えてほしいという願いが込められている。

 三部住職は大震災後、被災地で炊き出しや遺体の供養などのボランティア活動に携わってきた。被災者と支援者の心を一つにつなぎたいと考えてできたのが「まけない!タオル」。長さ50センチ、幅34センチで、普通より長さが30センチほど短いため、首に巻くには少し足りない。首に「巻けない」と、大震災にも「負けない」の思いを込めて名付けた。

 青地に白で「まけない!」と力強く染め抜かれている。「希望を持ってほしいとの願いを込め、青色にした」と三部住職。文字は長女智花さん(24)=東京都、会社員=がしたためた。

 取り組みを知った奈良県高取町の教恩寺住職で“歌う尼さん”やなせななさんから業者を紹介してもらい、2万5000枚を製作。1口1000円の支援金を寄せると、支援者にタオルが1枚届くほか、被災者にもタオルを配り、炊き出しを行う「まけない!タオル」プロジェクトを展開している。

 三部住職は6月、やなせさんと一緒に宮城県石巻市や気仙沼市などの被災地を回り、被災者に「まけない!タオル」を配った。タオルのユーモアに、笑いだす被災者たちも。「壁に張って励ましにしたい」「枕の上に敷いて寝る」といった感想も寄せられている。2万5000枚は7月中にはほぼなくなり、5000枚を追加注文中だ。

 「深い悲しみにある被災者に、負けないで困難を乗り越えてほしいと願う支援者が大勢いる。その心をタオルに託して被災者に届けたい」と三部住職。檀家(だんか)も発送に協力している。「まけない!タオル」プロジェクトの郵便振替口座は02220-4-86114、加入者名「宗教法人松林寺」。問い合わせは090(2276)3066。
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