2011年08月18日
サッカーを通じて交流を深めた山形六中(青)と、いわき市小名浜二中(赤)の中学生=山形市
東日本大震災で被災したサッカー少年たちを元気づけようと、山形市蔵王温泉の有志でつくる団体「蔵王スパ・アカデミー」(古川義孝代表)が、被災地の中学生を招き、本県の中学生との交流会を開いている。17日は山形市と上山市の2会場で、本県と福島県の中学生たちが練習試合などを通じて交流を深めた。
サッカーを楽しむ場と機会を提供したいと、古川代表が知人らに呼び掛け、6月ごろから準備し、山形市中体連サッカー専門部などの協力を得て開催した。福島、宮城両県の中学校に参加を呼び掛け、福島の7校から参加の申し入れがあったという。
交流会は夏休み限定で先月下旬にスタート。これまで4回実施し、福島市や郡山市などの中学生が蔵王温泉に宿泊しながら、山形市内の中学生と一緒にゲームや練習に励んでいる。
17日、山形六中グラウンドでは同校といわき市の小名浜二中との交流会が開かれた。生徒は生き生きとボールを追い掛け、思う存分プレーを楽しんでいた。
小名浜二中のサッカー部員20人は、震災で学校が避難所になったことなどから4月下旬まで練習ができなかった。同校3年の主将白石聖弥君(15)は「こうした機会をつくってもらい、とてもうれしい」と笑顔を見せ、山形六中2年の主将会田三郎君(13)は「これからもサッカーができる喜びを共有したい」と話していた。
この他、上山北中と田村市の常葉中との交流会も開催された。「練習が制限されてきた中で、サッカーを存分に楽しめる機会に感謝したい」と福島県サッカー協会の桜岡祐一会長。古川代表は「来年以降も継続したい」としている。