2011年08月24日
福島第1原発事故について陳謝する東京電力の担当者=米沢市・伝国の杜置賜文化ホール
福島第1原発事故のため本県に避難している人たちを対象にした東京電力の説明会が23日、県内でスタート、まず米沢市と南陽市で開かれた。緊急時避難準備区域の解除や原発周辺地域の長期間居住禁止が検討される中、避難者からは古里で生活できるかどうかに関わる除染について質問が相次いだ。
平日の開催だったが米沢市の伝国の杜置賜文化ホールに約150人、南陽市えくぼプラザには約40人。東電福島原子力被災者支援対策本部福島地域支援室の担当者ら4人が原発事故の影響について陳謝し、説明に当たった。
両会場では住宅や地域の除染に関する要望が殺到。「自分で除染しても後で再び線量が上がった」「東電が一軒一軒(除染して)回るべきだ」「山や水など全ての除染は可能なのか」との声に、「事故の責任者としてできる限りの取り組みをしたい」と述べた。
福島市など中通り地方からの自主避難に対する補償の言及はなく、説明会終了後に直接担当者に対応を聞いた同市の女性(33)は「はっきりしない答えだった。自主避難といっても(放射線量が高い)状況のせいなのに」と困惑する。同支援室の土堂広一副室長は「伺った意見や要望はきちんとトップまで上げていく」と語った。
31日まで県内計10市町を巡り、24日は酒田市と鶴岡市で開催される。