2011年09月14日
書道部の生徒が学校祭で書いた被災地へのメッセージ=山形市・山形南高
山形市の山形南高書道部の生徒23人が、東日本大震災の被災地へのエールを書道パフォーマンスで表現した。縦4.5メートル、横8メートルの大作。きょう14日、交流のある宮城県石巻市の石巻商業高に寄贈する。
パフォーマンスは8月末の学校祭で披露。ギャラリーが見守る中、部員が力強く躍動感のある筆致で文字を連ねた。布川元校長が発案した復興応援歌「朝は来るよ」の1節を選び、「僕らの手は小さいけど」「この朝を生きていこう」などと書いた。見守った来場者約200人と応援歌を歌うバンド「CRaNE」(クレイン)のメンバーの手形も添えた。
パフォーマンスを発案したのは3年岡崎翔太君(18)。同校生徒は震災後、被災地や避難所で支援を展開。岡崎君も山形市の避難所でボランティアをしたが、被災者に逆に励まされ、もどかしさも感じた。「自分の得意分野で力になれ」という布川校長の言葉に、書道で元気づけることを思い付き、夏休み前から本格的な練習を重ねた。寄贈先はバレーボール部同士の交流がある石巻商業高に決めた。「報道を見ていて、半年経っても、石巻の被害は大きいと感じた。少しでも元気になってくれたらうれしい」と岡崎君。
顧問の平田康裕教諭は「生徒は(被災地の)誰かのために、という思いで練習してきた。前向きな気持ちになってもらえたら…」と話す。14日に同行する佐藤裕恒教諭は「生徒たちも現地を目の当たりにして、やって良かったと実感するのではないだろうか」と話した。