2011年12月28日
福島市の瀬戸孝則市長が27日、米沢市避難者支援センター「おいで」を訪れ、福島市から自主避難している母親たちと意見交換した。瀬戸市長は「福島市の情報を提供していきたい」とし、避難者の多い山形、米沢の両市に定期的に職員を派遣する意向を示した。
瀬戸市長が述べた職員の派遣に関連し、この日両市で開かれた避難者対象の説明会では、福島市当局が相談窓口の設置について言及。常設か巡回かについては検討中としている。
意見交換には子どもと避難している母親3人が参加し、安部三十郎米沢市長や福島県職員らも同席。瀬戸市長が「避難した人も残った人も皆が被害者だ」と話すと母親たちは「もっと中央に訴えて」「やる気が感じられない」と指摘。瀬戸市長は「大きな自治体は首長の顔が見えない。やっていても皆さんにフィットする形でないと伝わらない」と自身の苦悩を主張した。
「(放射性物質の)数値ではなく、子どもが安心できるかどうかが問題」という声には「どれくらいならいいとは誰も言えない。自分で納得するほかないが、なるべく低くするのは当然。だから除染をやっていく」と訴えた。懇談後、母親の1人は「市長の主張は分かったけど、私たちの気持ちも分かってもらいたかった」と話していた。