2012年03月11日
クロマツの苗木の植栽には仙台市若林区の避難者の一行も参加した=昨年7月、新庄市・エコロジーガーデン
震災津波で壊滅的被害を受けた仙台市若林区の防風林を再生させるため、海岸沿いにクロマツを植えるプロジェクトに取り組んでいる「松ノ木支援実行委員会」(代表・堀江敏幸新庄郵便局長)にこれまで、市民らから苗木購入費として240万円の協賛金が寄せられた。関係者は「防風林再生プロジェクトを機に仙台と新庄の交流拡大につながれば」としている。
行政や市民らがボランティアで若林区の避難所に食料や衣料品などを届ける中で「防風林が流され、風が強いと大変だ」と嘆く避難者の声を聞き、新庄市の市民有志らが昨年6月、松ノ木支援実行委を組織した。
防風林再生プロジェクトと銘打った取り組みは、クロマツの苗木購入代金や育成管理費、運搬費などとして1口1000円の協賛金を寄付してもらう。苗木は山形県内で育てて数年後、協賛者と若林区の住民が協力して現地に植樹する仕組みで、目標の苗木は約2万本。協賛金は昨年6月から2月末までに、県内外から240万円(2400本相当)が寄せられている。
実行委は国や宮城県、仙台市などの復興プランを見据えて取り組む。マツクイムシに強い抵抗性のあるクロマツが最適との話も出ており、実行委の星川基事務局長は「現地の基盤整備が進まないと植栽はできない。仙台森林管理署など関係機関と連携を取りながら進める」とし、2年後にも植樹したい考え。
若林区の自宅が防風林と共に流された堀江代表は「新庄市民の善意に感謝している。実現に向けてこつこつとPRし、支援の輪を広げていきたい」と話している。郵便振替口座は02250-4-133922、口座名は「防風林再生プロジェクト」。問い合わせは星川事務局長090(5838)6255。