米沢市が宮城・岩沼のがれき受け入れ方針 セシウム基準以下条件
2012年03月29日
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東日本大震災で発生した宮城県岩沼市のがれき(木くず)について、宮城県から処理要請を受けた米沢市は28日までに、放射性セシウム濃度が基準値以下という条件でがれきを受け入れる方針を決めた。対象となるがれきは、岩沼市で発生した住宅廃材など再利用できる木くずで、民間の「県南チップ」(本社・南陽市)の米沢市三沢にある処理施設で受け入れる。要請されている処理量は約6500トンで、破砕しチップ化して再利用する。受け入れ前に、宮城県ががれきの濃度を測定し、県南チップ側も空間放射線量が基準値以下であることを確認する。15日に同社が周辺住民に説明を行い、理解を得ているという。 市は来月開催予定の市議会民生常任委員会で経緯を説明し、承認を受けた後、宮城県と合意を交わすことにしている。 宮城県は16日に、米沢市を含む本県3自治体に処理を要請していた。米沢市内では既に、別の2業者が宮城、岩手両県内の不燃物残さなどを受け入れている。
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