東日本大震災

感謝状贈り、復興へエール 山形市、南相馬から派遣の職員に

2012年03月29日
感謝状を受け取る南相馬市の佐藤浩一課長補佐(右)=山形市役所
感謝状を受け取る南相馬市の佐藤浩一課長補佐(右)=山形市役所
 東日本大震災発生後、山形市で約1年にわたり避難者の支援活動に当たった福島県南相馬市小高区地域振興課長補佐の佐藤浩一さん(47)が派遣期間を終え、3月末で南相馬市に戻ることになった。自宅は警戒区域内にあり、自ら被災者の立場で避難者の相談業務などに従事。山形市は28日、避難者と山形市の懸け橋になったとして、佐藤さんに感謝状を贈った。

 佐藤さんは昨年4月9日に赴任。避難所となった市総合スポーツセンターで相談業務や行政情報の提供を行い、福島県外に派遣された南相馬市職員としては最長期間を山形市で過ごした。妻と子ども2人は震災直後から天童市内に避難している。

 南相馬市は地元の除染や復興業務を優先させるため県外への職員の常駐をやめ、今後は避難先で開く懇談会を通して避難者の相談などに応じる。山形市によると、南相馬市から山形市への避難者は27日現在で622人。

 贈呈式で市川昭男山形市長は通常の感謝状の他、佐藤さんへの思いを込め、直筆の感謝状も贈呈。「(佐藤さんは南相馬市民以外の)福島県民にも頼りにされた。復興に向けて頑張ってほしい」と激励。佐藤さんは「南相馬市から(山形市の)皆様への“感謝状”は復興の形を見せることだと思う。復興することを誓う」と決意を述べた。

 同じ被災者だったからこそ本音で語り合えた部分もあり、目の前で涙を流す被災者も多かったという。贈呈式後、佐藤さんは「派遣前は不安で戦場に裸で送られるような思いだったが、逆に山形に避難した被災者の方に励まされ、元気づけられた」とこの1年を振り返った。
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