2012年03月31日
移動支援バスの運行継続に向け、市川昭男市長(右)に協力を訴える本田光太郎代表=山形市役所
山形市は30日、山形-福島両県間で避難者向け「移動支援バス」を運行する山形ボランティア隊(本田光太郎代表)に、市民から市に寄せられた善意の一部50万円を贈った。同隊は4月中旬以降に新たな仕組みで運行を継続する考え。市川昭男市長は支援の検討を示唆した。
移動支援バスは、福島県から本県への避難者や家族らの往来を支援しようと、今年1月中旬から山形市-福島市、米沢市-福島市間で土日に無料運行。この約2カ月半の運行経費は約600万円に上り、一時資金難に陥ったが、今月は県内外の個人や企業などからの寄付が増え、賄うめどがついた。行政からの支援金は山形市が初めて。これまでの経費に充てる。
移動支援バスは4月1日でいったん区切りをつける。中旬以降の新たな仕組みとして▽平均乗客数が20人弱のため、小型バスへの切り替え▽ワンコイン(500円)程度の有料化(子どもは無料)▽要望の多い金曜夜便の新設-などを検討。継続運行のための経費削減と、利便性向上を図る。
市役所を訪れた本田代表は、市川市長や滝井潤副市長らに現状と継続計画を説明。「高速道路の無料化打ち切りやガソリン価格高騰などで需要が高まる。個人やNPOだけで頑張ってきたが、長期的な支援継続のため、山形市にも名義協賛などで応援してほしい」と要請し、市長は快諾した。面会後、市川市長は「今回は名義協賛だったが、資金面などでも今後要請があれば検討する」と述べた。