東日本大震災

福島から県内に避難、飲んで本音語ろう 置賜の有志が「パパ支援の会」設立

2012年11月25日
福島から避難している父親世代と地元の人が交流を図った「一足早いクリスマス」=米沢市中央1丁目
福島から避難している父親世代と地元の人が交流を図った「一足早いクリスマス」=米沢市中央1丁目
 東日本大震災と福島第1原発事故により、福島県と本県での二重生活を余儀なくされたり、家族で本県に避難している父親世代を精神面で支援しようと、置賜地方の有志らが「ふくしまパパを支援する会」(山口充夫代表)を組織した。定期的に飲み会を催し、男同士で本音をぶつけ合える場を設ける。24日に米沢市内で第1回の会が開かれた。

 支援する会は10月末に発足し、メンバーは米沢市を中心に、置賜地方で避難者の支援に取り組んでいるボランティアらだ。置賜に住んだり、週末だけ訪れている福島の父親たちに対する心のケアを主な活動目的としている。

 福島県から約2900人が身を寄せている米沢市をはじめ、県内では母子対象の交流会は盛んに開かれているが、男性向けの行事は決して多くない。同会は、男同士で腹を割って話す機会を設けることで、父親たちにストレス発散を図ってほしいとしている。

 24日夜は、米沢市中央1丁目の居酒屋「よねざわ村」で、初のイベントとなる「パパ達の一足早いクリスマス」を開催した。避難者をはじめ、会員ら約20人が参加した。酒を酌み交わしながら、福島の話題や米沢での生活について語り合った。

 伊達市から小学4年の長男と昨年9月から身を寄せている熊谷裕介さん(49)は「米沢の人は変に特別扱いするわけでもなく、子どもと自分を自然に受け入れてくれた。本当に感謝している」。震災直後に浪江町から避難してきた吉野好志さん(44)は「なかなか父親同士でつながる機会がなかったので、こうした場を大事にしていきたい」と語った。

 同会は、原則毎月第4土曜によねざわ村を会場とし忘年会や新年会、花見会などのテーマで会合を開催していく予定。山口代表は「職場や家庭で言いたくても言えないことであっても、ここでは思い切り本音で話してほしい。続けていくことが大切だと思う」と話している。
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