東日本大震災

天童高の塩釜ボランティア計画、3年目は「心」にスポット

2013年07月10日
被災地に寄り添った復興支援策について意見を交わすニーズポケットのメンバー=天童市・天童高
被災地に寄り添った復興支援策について意見を交わすニーズポケットのメンバー=天童市・天童高
 東日本大震災で被害を受けた宮城県塩釜市でボランティアを続けてきた天童高(川田貴義校長)の生徒が、3年目となる活動に向け、被災住民に寄り添った支援計画をまとめた。イベント的な復興作業に疑問を感じた生徒が現地を訪れ住民の声を聞いて考案。「心を通わせ、被災地を思い続けること」をテーマに活動を繰り広げ、現地に元気を届ける。

 同高は震災後、夏休みに被災地ボランティアを展開。ことしの活動を計画する際、生徒会執行部は「これまでの活動は単発的で現地との交流がなかった」と反省点を挙げ、継続的な活動を探った。生徒会、同高報道部で立案に当たる「ニーズポケット」(鈴木華菜代表)を結成。4月と6月の2回、甚大な被害を受けた塩釜市の寒風沢(さぶさわ)島を訪ねた。

 津波で住宅が壊滅した同島は復旧の遅れで転出者が戻らず、居住するのは高齢者世帯がほとんどという。話を聞くと「生きる希望が見えなくなる」「静まり返る夜は寂しさが募る」「ここでの生活を知ってほしい」などの声があり、生徒は「取り残されたような状況にショックを受けた」と口をそろえる。

 そこで「心の交流」をテーマに支援策を考案。高齢者宅を訪れて昼食を一緒に食べ、家の掃除を手伝うことにした。鈴木代表は「現地の人との絆が生まれれば卒業後も支援ができる。後輩が活動を引き継いでいけば、交流の輪はもっと広がる」と話す。

 活動は寒風沢島のほか、塩釜市漁業協同組合でのワカメ養殖の2コースを設定。校内で参加者を募ったところ80人の定員に、200人以上の応募があった。メンバーは「高校生として被災地の現状を知り、将来にわたってそこに寄り添っていきたい」と意気込む。

 天童高の活動は被災地支援で活躍するNPO法人ディー・コレクティブ(千川原公彦代表)がサポートし、30、31の両日行われる。
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