東日本大震災

気仙沼に芸工大生手掛けたカフェ完成 復興のシンボルに

2013年12月16日
関係者がテープカットして「大沢カフェ」のオープンを祝った=宮城県気仙沼市唐桑町
関係者がテープカットして「大沢カフェ」のオープンを祝った=宮城県気仙沼市唐桑町
 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市で、大半の家屋が津波に流され高台への集団移転計画が進む唐桑町大沢地区に、東北芸術工科大(山形市)建築・環境デザイン学科の学生らが6月から建設を進めてきた集会所「大沢カフェ」が完成し15日、現地でお披露目会が開かれた。学生たちが山形芋煮を振る舞い、住民と復興のシンボル完成を喜び合った。

 同学科は一昨年秋から、大沢地区でまちづくり支援に取り組んでいる。集会所建設は「移転した後も思い出のある大沢地区に集まれる場所が欲しい」という住民の要望がきっかけ。津波浸水域への集会所再建は行政の補助金が認められないため、同学科の竹内昌義教授らが民間の助成金や企業の提供資材集めに奔走した。

 完成した集会所は再建住宅のモデルも兼ねたエコハウス仕様で、木造平屋約40平方メートル。学生と大学院生が設計を手掛けたほか、建設費を抑えるため学生らが週末ごとに山形から通い、業者の手ほどきを受けながらこつこつ作り上げた。

 木目の床としっくいの白壁が美しい室内でのお披露目会には、学生と住民、学生を手伝ってくれた施工業者や協力企業関係者ら約50人が参加。竹内教授が「皆さんの力を結集して何とかできた。遊んだり交流できる場所になってほしい」とあいさつし、高台移転期成同盟会事務局長の星英伯(ひでのり)さん(47)は「心のよりどころができて本当にうれしい。みんなに気軽に寄ってもらいたい」と感謝の言葉を述べた。

 テープカットの後、芋煮を味わいながら歓談。子どもたちに地区の思い出を地図に書き込んでもらうワークショップも開かれ、笑い声が響いていた。同学科では今後、集会所の建物周囲にウッドデッキも手作りする計画だ。
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