東日本大震災

あの時を忘れない―山形で避難所同窓会 震災で生まれた交流、再確認

2014年03月17日
避難所同窓会で餅つきを楽しむ参加者=山形市総合スポーツセンター
避難所同窓会で餅つきを楽しむ参加者=山形市総合スポーツセンター
 山形市総合スポーツセンターで16日、「避難所同窓会2014」が開かれた。3年前、東日本大震災に伴い同所で避難生活を送った人ら約60人が参加。互いに近況報告したり、餅つきを楽しんだりしながら、あの日を境に生まれた交流を再確認した。

 震災後、同所では1000人以上の避難者が詰め掛けた。「同窓会」は同所に開設する市避難者交流支援センターが昨年に続いて企画、現在は古里に戻った人、山形市で暮らす人に呼び掛けて開催した。

 近況報告で参加者たちは「懐かしい顔に再び会えてうれしい」「多くの人の応援があって今がある。山形に感謝」などと語った。震災後に生まれた赤ちゃんを抱えた母親2人がわが子を紹介する場面も見られた。

 この日、福島県南相馬市から久しぶりに山形市を訪れた仁木展征(のぶゆき)さん(65)ヒロ子さん(64)は同所で3~4カ月、避難生活を送った。山形の小学校に1年生として入学した孫を含め、今は家族全員が福島で暮らす。展征さんは「震災がなければ山形で暮らすことも、こうした同窓会に呼ばれることもなかっただろう。良い出会いがあり、悪いことばかりではない」と笑顔で話した。

 昼食では、地元の大曽根餅つき保存会の協力でつきたての餅が振る舞われた。
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