東日本大震災

福島・飯舘のジャガイモ「イータテベイク」収穫 避難者家族が体験

2014年10月06日
ジャガイモ「イータテベイク」を収穫する子どもたち=山形市村木沢
ジャガイモ「イータテベイク」を収穫する子どもたち=山形市村木沢
 福島県飯舘村で生まれたジャガイモ「イータテベイク」を、農事組合法人村木沢あじさい営農組合(開沼雅義組合長)が山形市村木沢の畑で栽培した。収穫感謝祭が5日、同市農業研修センターなどで開かれ、福島から県内に避難している家族21組が芋掘り体験などを通じ、交流した。

 イータテベイクは元農業高教師の菅野元一さん(64)=現在は福島市に避難=が30年かけて開発した。無肥料、無農薬の自然農法で育て、収穫まで通常より2カ月長くかかる極晩生(おくて)の品種。アンデス原産種に近いという。焼くとほくほくした食感が楽しめ、つぶすと餅のような粘りが出る。

 同村で2011年に作付けを始める予定だったが、東日本大震災により全村が避難指示区域に指定され、中止。菅野さんの知人の縁で県外での栽培が実現し、13年は北海道で、ことしは山形市内3カ所、計3アールで試験的に栽培した。

 収穫感謝祭には約60人が参加。2班に分かれてイータテベイクと枝豆「秘伝」の収穫をそれぞれ体験した。イータテベイクの畑(1アール)では、子どもたちが茎を引き抜き、土の中から出てきた多くの芋に歓声を上げていた。福島市から山形市に避難する女性(36)は長女(4)と、離れて暮らす夫(40)の3人で参加。来年の夏ごろには福島に戻る予定だとし「今のうちに自由に土遊びをさせたい。娘が楽しそうで良かった」と笑顔を見せた。

 参加者は収穫作業に続き、地元のサトイモ「悪戸いも」の芋煮やイータテベイクの芋餅を味わった。
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