東日本大震災

大震災から5年「あの日を胸に、明日へ」 3・11

2016年03月12日
甚大な津波被害が発生した沿岸部を望み、手を合わせる「復興ウオーキング」の参加者=11日午前9時51分、宮城県石巻市日和山公園
甚大な津波被害が発生した沿岸部を望み、手を合わせる「復興ウオーキング」の参加者=11日午前9時51分、宮城県石巻市日和山公園
 東日本大震災から11日で5年。被災地は慰霊の祈りに包まれ、手を合わせる人の目に涙があふれた。大切な人、愛する人を失った痛み、悲しみは癒えない。月日が流れても、あまりにも残酷なあの日のことをきのうのことのように思い出す。それでも被災者は懸命に前を向く。亡くなった人を忘れず、思いを受け継ぎ、精いっぱい生きることが何より大切だと思うから。震災の教訓を心に刻み、後世に伝えることを誓い、手を取り合って復興への長い道のりを歩み続ける。
(報道部・斉藤淳一、堀川貴志、色摩高幸)

東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市立大川小では11日、地震発生時刻の午後2時46分、遺族らが1分間の黙とうをささげ犠牲者の冥福を祈った
東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市立大川小では11日、地震発生時刻の午後2時46分、遺族らが1分間の黙とうをささげ犠牲者の冥福を祈った


防災頭巾をかぶり、避難訓練を実施する保育園児。毎年、防災訓練を行っているという=11日午前11時6分、宮城県石巻市蛇田地区
防災頭巾をかぶり、避難訓練を実施する保育園児。毎年、防災訓練を行っているという=11日午前11時6分、宮城県石巻市蛇田地区


絵灯ろうがオレンジ色の世界をつくり5年目の祈りに包まれた「3・11なとり・閖上追悼イベント2016」=11日午後6時、宮城県名取市役所
絵灯ろうがオレンジ色の世界をつくり5年目の祈りに包まれた「3・11なとり・閖上追悼イベント2016」=11日午後6時、宮城県名取市役所


請戸(うけど)地区の郵便局跡地で祈る福島県二本松市の夫婦。局員だった長女(当時35)は津波で亡くなった。妻の聖子さん(62)は「心優しく自慢の娘だった。私が身代わりになれたらよかったのに」と涙をにじませた=11日午前11時5分、福島県浪江町
請戸(うけど)地区の郵便局跡地で祈る福島県二本松市の夫婦。局員だった長女(当時35)は津波で亡くなった。妻の聖子さん(62)は「心優しく自慢の娘だった。私が身代わりになれたらよかったのに」と涙をにじませた=11日午前11時5分、福島県浪江町


波路上(はじかみ)地区の地福寺(じふくじ)の「追悼の間」には津波犠牲者の遺影が並ぶ。横浜市から訪れた中沢悦子さん(40)は夫の祖母の遺影を見つめ「もう一度会いたかった」と涙をこぼした=11日午後4時39分、宮城県気仙沼市
波路上(はじかみ)地区の地福寺(じふくじ)の「追悼の間」には津波犠牲者の遺影が並ぶ。横浜市から訪れた中沢悦子さん(40)は夫の祖母の遺影を見つめ「もう一度会いたかった」と涙をこぼした=11日午後4時39分、宮城県気仙沼市


高野山(和歌山県)から運ばれた数千本の護摩木をたきあげ震災犠牲者の供養と復興祈願が行われた=11日午後0時25分、宮城県東松島市・野蒜海岸
高野山(和歌山県)から運ばれた数千本の護摩木をたきあげ震災犠牲者の供養と復興祈願が行われた=11日午後0時25分、宮城県東松島市・野蒜海岸


大津波に襲われた請戸(うけど)地区の倒壊した墓地で手を合わせる家族。鈴木広栄(ひろえ)さん(66)=茨城県北茨木市、左から3人目=の父が地区に住んでいて津波で亡くなった。心が広い人で戦争体験を地区の子どもたちに伝えていた。請戸に戻って一緒に住んであげればよかった」と悔やんだ=11日午後0時32分、福島県浪江町(報道部・堀川貴志)
大津波に襲われた請戸(うけど)地区の倒壊した墓地で手を合わせる家族。鈴木広栄(ひろえ)さん(66)=茨城県北茨木市、左から3人目=の父が地区に住んでいて津波で亡くなった。心が広い人で戦争体験を地区の子どもたちに伝えていた。請戸に戻って一緒に住んであげればよかった」と悔やんだ=11日午後0時32分、福島県浪江町(報道部・堀川貴志)


請戸地区で行われた行方不明者捜索。家族のもとに帰してあげたい―。その一心で地面を掘り起こし続けた=11日午前11時43分、福島県浪江町
請戸地区で行われた行方不明者捜索。家族のもとに帰してあげたい―。その一心で地面を掘り起こし続けた=11日午前11時43分、福島県浪江町


請戸(うけど)地区の郵便局に務めていた長女(当時35)を津波で亡くした吉村聖子さん(62)。娘がプレゼントしてくれた毛糸の帽子を持参し「夢の中に出てきた娘を何度も抱き締めてあげた」とほほ笑んだ=11日午前11時5分、福島県浪江町
請戸(うけど)地区の郵便局に務めていた長女(当時35)を津波で亡くした吉村聖子さん(62)。娘がプレゼントしてくれた毛糸の帽子を持参し「夢の中に出てきた娘を何度も抱き締めてあげた」とほほ笑んだ=11日午前11時5分、福島県浪江町


請戸(うけど)地区の震災慰霊碑に祈る人たちの先に東京電力福島第1原発の排気筒が見えた=11日午後0時8分、福島県浪江町
請戸(うけど)地区の震災慰霊碑に祈る人たちの先に東京電力福島第1原発の排気筒が見えた=11日午後0時8分、福島県浪江町


津波が押し寄せた請戸(うけど)地区は東京電力福島第1原発事故に伴う放射能汚染の影響で復興事業が進まず、5年たった今なお廃虚が残る=11日午後1時7分、福島県浪江町
津波が押し寄せた請戸(うけど)地区は東京電力福島第1原発事故に伴う放射能汚染の影響で復興事業が進まず、5年たった今なお廃虚が残る=11日午後1時7分、福島県浪江町


津波犠牲者が多かった波路上(はじかみ)地区の地福寺(じふくじ)で震災慰霊碑に祈る女性。中学時代に津波で亡くなった同級生を追悼した=11日午後4時8分、宮城県気仙沼市
津波犠牲者が多かった波路上(はじかみ)地区の地福寺(じふくじ)で震災慰霊碑に祈る女性。中学時代に津波で亡くなった同級生を追悼した=11日午後4時8分、宮城県気仙沼市


被災地を巡る「復興ウオーキング」で地元の人から当時の被災状況の説明を受ける参加者=11日午前9時45分、宮城県石巻市日和山公園
被災地を巡る「復興ウオーキング」で地元の人から当時の被災状況の説明を受ける参加者=11日午前9時45分、宮城県石巻市日和山公園


「がんばろう!石巻」の看板前で静かに手を合わせる家族連れ。震災で夫を亡くしたという宮城県石巻市の阿部静香さん(左から4人目)は「立ち止まらず、進んでいかなければ」と語った=11日午前10時16分、同市門脇地区
「がんばろう!石巻」の看板前で静かに手を合わせる家族連れ。震災で夫を亡くしたという宮城県石巻市の阿部静香さん(左から4人目)は「立ち止まらず、進んでいかなければ」と語った=11日午前10時16分、同市門脇地区


東日本大震災で児童・教職員計84人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市立大川小。この日は多くの人が訪れ、犠牲者の冥福を祈っていた。天童市北目1丁目から妻と共に慰霊に訪れた会社員・高木昭博さん(60)は「被災者の方々の思いをいつまでも忘れてはいけない」と語った=11日、午後1時20分
東日本大震災で児童・教職員計84人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市立大川小。この日は多くの人が訪れ、犠牲者の冥福を祈っていた。天童市北目1丁目から妻と共に慰霊に訪れた会社員・高木昭博さん(60)は「被災者の方々の思いをいつまでも忘れてはいけない」と語った=11日、午後1時20分


東日本大震災追悼3・11のつどいで、「がんばろう!石巻」への思いを込め、キャンドルに点火する参加者=11日午後4時50分、宮城県石巻市門脇地区
東日本大震災追悼3・11のつどいで、「がんばろう!石巻」への思いを込め、キャンドルに点火する参加者=11日午後4時50分、宮城県石巻市門脇地区


東日本大震災追悼3・11のつどいで、キャンドル点灯後に黙とうをささげる参加者=11日午後4時55分、宮城県石巻市門脇地区
東日本大震災追悼3・11のつどいで、キャンドル点灯後に黙とうをささげる参加者=11日午後4時55分、宮城県石巻市門脇地区


東日本大震災追悼3・11のつどいには元フィギュアスケート選手の安藤美姫さん(中央)が「個人的な思いから」参加。キャンドル点灯後に黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈った=11日午後4時55分、宮城県石巻市門脇地区
東日本大震災追悼3・11のつどいには元フィギュアスケート選手の安藤美姫さん(中央)が「個人的な思いから」参加。キャンドル点灯後に黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈った=11日午後4時55分、宮城県石巻市門脇地区
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