東日本大震災

東日本大震災5年、県内各地で追悼 思いと共に歩む、心をつなぎ祈る

2016年03月12日
 県内各地で鎮魂の灯がともり、復興を願う歌声が響き渡った。東日本大震災が発生して5年となった11日。「風化させない」「微力でも力になりたい」。参加者らは犠牲者を悼むとともに早期の復興を目指して手を取り合い、強く前向きに生きることを誓った。

 【米沢市】伝国の杜置賜文化ホールで復興のつどい・追悼式が行われ、歌手加藤登紀子さんが避難者ら約450人を前に、震災で親を亡くした子どもたちのために作った曲を披露し「命ある限り前向きに生きて」と訴えた。九里学園高1年高橋雅さん(16)は「震災を風化させぬよう支援し続ける」と誓いの言葉を述べた。

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 【庄内町】町役場立川庁舎では立川中の1、2年生約60人が友好町・宮城県南三陸町を応援するコンサート「希望の灯2016in立川」を開催。合唱曲「最上川舟唄」などを披露した。生徒会長の2年長沢広喜君(14)は「友好町への温かな気持ちを込めて歌った」と話していた。

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 【長井市】3月11日を「いのちの日」と定めている豊田小では県内外で演奏活動をしている武義和さん(62)と木村泉さん(62)が歌とピアノで命の大切さを訴えた。児童は「一日一日を大切に生きて」という2人の話に耳を傾け一緒に合唱もした。

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 【鶴岡市】庄内キャンドルナイトの会が鶴岡アートフォーラムでメッセージの書き込みを行った。クリやキハダで手染めした温かい色合いの布を複数枚準備。「忘れない」「微力でも力になりたい」「今生きていることに感謝」。追悼式典などに訪れた市民らが、今思うことや伝えたいことなどをしたためていた。

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 【酒田市】中町モールでは生涯学習施設・里仁館主催の「5年目のキャンドルナイト」が行われた。酒田マリーンジュニア合唱団が「花は咲く」などを歌い、市民ら約300人がキャンドルで形づくられた「3・11 きぼうの光」の前で被災地の復興を祈った。

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 【大江町】奥おおえ柳川温泉で供養祭が行われた。施設利用者が慰霊や復興の願いを書き込んだ約100本のろうそくを、駐車場に作った雪灯籠と祭壇にともし従業員や地域住民らが黙とう。同町は民謡を通じて被災地の宮城県亘理町と交流があり、先月には災害時相互応援協定を結んでいる。

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 【最上町】黒沢地区では「不忘灯(わすれじのともしび)」が行われた。各家庭敷地内でろうそくに火をともし、停電の夜を過ごした5年前を心に刻んだ。震災翌年から続き、今年は約30軒が参加。住民たちは赤い炎を見詰め、被災地や防災への思いを新たにした。

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 【山形市】市役所東側の「千年和鐘」前では地震発生時刻に合わせて追悼・復興祈願式が行われた。鎮魂の鐘の音とともに全員で黙とうし、佐藤孝弘市長が「東北全体の復興に向けて尽力したい」とあいさつ。吉村美栄子知事らが「震災の教訓を次の世代につないでいく」などと述べた後、参列者が鐘を突いた。

福島県からの避難者らを前に、米沢中央高の生徒らと復興支援ソングなどを披露した加藤登紀子さん(中央)=米沢市・伝国の杜置賜文化ホール
福島県からの避難者らを前に、米沢中央高の生徒らと復興支援ソングなどを披露した加藤登紀子さん(中央)=米沢市・伝国の杜置賜文化ホール


友好町の宮城県南三陸町への思いを込めて合唱を披露した立川中の生徒=庄内町役場立川庁舎
友好町の宮城県南三陸町への思いを込めて合唱を披露した立川中の生徒=庄内町役場立川庁舎


追悼式典に訪れた人々が、今思うことや未来へのメッセージを書いた=鶴岡市・鶴岡アートフォーラム
追悼式典に訪れた人々が、今思うことや未来へのメッセージを書いた=鶴岡市・鶴岡アートフォーラム


メッセージが書かれたキャンドルを持ち、被災地に思いをはせる参加者たち=酒田市・中町モール
メッセージが書かれたキャンドルを持ち、被災地に思いをはせる参加者たち=酒田市・中町モール
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