第61回 秋季東北地区高校野球県大会
きょう準決勝、4強が激突
第61回秋季東北地区高校野球県大会はきょう27日、中山町の山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム(YZ・タカスタ=県野球場)で準決勝2試合を行う。
ここまで勝ち残っているのは今夏の山形大会を制し甲子園に出場した酒田南、3年連続準決勝進出となる鶴岡東、1985(昭和60)年以来23年ぶり3度目の酒田工、初めて秋4強入りの寒河江工。
【鶴岡東−酒田南】継投タイミングが鍵
第1試合は鶴東−酒南。鶴東は初戦で上山明新館に逆転勝ちし勢いに乗った。2回戦の日大山形戦では公式戦初先発の1年生左腕渡辺貴洋が3安打完封。準々決勝は九里学園に7回コールド勝ちと、さまざまな展開で勝利を収め、試合ごとに経験を重ねているのが強み。攻撃は打線のつながりが良く、好機に連打が出ている。投手陣はエースナンバーを背負う佐藤翔太や渡辺ら4人が互いに競争しながら好投している。
酒南は、主力6人が甲子園を経験しており、今大会出場チームの中では最も安定している。夏以降に投手としても起用されるようになった林完伍は高い身体能力で無難に対応。主戦左腕安井亮輔はフォーム改造中だが、やはり地力は県内トップレベルだ。打線は2試合で三塁打3本、二塁打5本と長打力がある。足の速い選手が多くヒットエンドランなど積極的な攻撃が目立つ。
鶴東の投手陣が好調な酒南打線をどう抑えるか。継投のタイミングが勝敗の鍵になりそうだ。
【寒河江工−酒田工】先に主導権、断然有利
第2試合の寒工−酒工は、互いに私立勢を破っての4強入りで波に乗っている。攻撃力に特化したチームづくりを進める寒工は2試合で34安打、20得点と持ち味を存分に発揮して初の準決勝進出を決めた。1番山口友也が9打数6安打、2番三浦章太郎が10打数5安打と好調で、打線のけん引役を果たしている。一方で守備は6失策と粗さが目立つ。
酒工は先発の半分以上を1年生が占める。ここまで、怖いもの知らずの伸び伸びとした野球を展開してきた。初戦は交代出場の選手を含め全員安打。準々決勝は15安打で11点を奪い快勝した。ベンチを含め常に明るい雰囲気で試合に臨んでいることが好結果につながっている。
個性的なチーム同士がぶつかる楽しみなカード。ともに上位での試合経験が少ないため、先に主導権をつかんだ方が断然有利になる。