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山形で骨盤ケア実践講座 心と体に目を向けよう

 スムーズな出産とも深く関わってくる骨盤。そんな大切な部分の状態を整える骨盤ケア実践講座が3日、山形市の県立保健医療大で開かれた。エンジェル助産院(山形市青田2丁目)を開設する助産師の斎藤範子さんが、布を使った骨盤の支え方や簡単な体操などを伝授した。

靱帯、筋肉弱いと緩みやすく

骨の模型を手に骨盤ケアの説明をする斎藤範子さん
骨の模型を手に骨盤ケアの説明をする斎藤範子さん

 そもそも骨盤は緩んだり閉じたりするもの。だが、緩みすぎると体を支えきれなくなってしまい、姿勢を崩したままで腰が痛くなったり、内臓が本来あるべき場所より下がるなどして体の不調が出てくることがあるという。

 骨盤が緩みやすくなるのは靱帯(じんたい)や筋肉が発達していないからだという。「今は便利な世の中になり、体を使わなくても日常生活を送ることができるようになっている。そうすると骨盤を支える筋肉や靱帯が強くならない」と斎藤さん。

 斎藤さんは横座りなど体をゆがませる姿勢や癖も紹介。同じ側にだけかばんを掛ける▽物を取る時に右(左)足を出して右(左)手で取る-などの例を挙げ「体の使い方がいつも同じだと体に負担が掛かる。平均的にバランスが良いのが理想なのだが、なかなかそうもいかないので、ケアするといい」と説明した。

 参加者は布を使った骨盤ケアやリラックス体操などに取り組んだ。実践では、肛門、尿道を締める動きにもチャレンジ。1回目は「どうやるの?」というどよめきが起こった。しかし、骨盤ケアを体験し、最後にもう一度、同じ動きをしてみると、締め方の感覚をつかんできた様子。斎藤さんは「いろんな形で自分の心と体に目を向けていくことが大事」と話していた。

骨盤ケアの例

★骨盤を支える

腰回りに布を巻き、骨盤を支える
腰回りに布を巻き、骨盤を支える

 参加者は斎藤さんが配った幅およそ7センチの布を腰に巻いて、骨盤を支えた。

 巻く位置と巻き方が重要だ。記者はウエスト回りと勘違いしてしまっていたが、巻く位置はヒップ回り。布の下のラインが、恥骨と、太ももの骨が横に出っ張った場所にかかるように巻く。巻き始めの位置は前後どちらでもOK。肛門を締めた時に緩くないくらいに、しかも締めすぎない程度に巻くのが大切だという。

★骨盤回りの筋肉や靱帯をリラックスさせる体操

リラックス体操。片手を逆方向に傾け、ゆっくり呼吸する=山形市
リラックス体操。片手を逆方向に傾け、ゆっくり呼吸する=山形市

(どちらも痛みを感じず、気持ちよくできる程度が理想)

 (1)片方の手を挙げて逆方向に傾け、ゆっくり二呼吸くらいして、ひざに手を戻す。左右楽な方から始め、回数もそちらの方を多くするのがポイント。例えば、右手を挙げる方が楽なら、「右、右、右、左」というように。左右に差がなければ同じ回数ずつ行う。

 (2)四つんばいになって後ろを振り返り、ゆっくり呼吸をする。左右で違いがあれば、振り返りやすい方向を多くする。


2012年3月6日掲載
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