わいわい子育て

アラカルト

防災、子育て世代は? 庄内地域応援協のパンフ紹介

 東日本大震災から1年。災害発生時、幼いわが子を守るためにも、子育て世代は備えを万全にしておきたい。庄内地域子育て応援協議会がまとめた防災パンフレット「安心ノート TOMONI(ともに)」(県庄内総合支庁発行)を紹介する。日頃からそれぞれの家族で備えを話し合っておくことが、万一の時の安心につながるはずだ。

持ち出し袋、家族で確認

庄内地域子育て応援協議会が作った「安心ノート TOMONI」
庄内地域子育て応援協議会が作った「安心ノート TOMONI」

 「安心ノート TOMONI」は、子育て世代の防災について考えようと作製。子育て真っ最中の協議会スタッフや、赤ちゃん連れで交流サロンを訪れるママたち、さらに宮城や福島で被災したママたちの視点が詰まっている。

 特に参考にしたいのは、非常持ち出し袋に入れる物リスト。協議会が庄内地区で行った出前講座の参加者の声も反映している。必ず入れておく物として水、非常食、ラジオ、ラップなどを挙げ、加えて「○○さんちの非常持ち出し袋」として、家庭ごとに必要な物を書き込むことができるようになっている。

 ラップは水を使うことができない状況で活躍。例えば食事の際、食器に敷けば洗う必要がないし、取り分ける時もラップでつかめば衛生的だ。家族写真もあると心が落ち着くだろう。

 温かい季節と寒い季節では必要な物も違ってくる。それに、せっかく準備していても賞味期限が切れていては悲しい。「季節の変わり目などに定期的に中身を見直すことが大事」と、協議会事務局長の江口暢子さん。重さを確かめるために、袋を背負って避難所まで歩いてみるのもいい。

非常持ち出し袋に入れるものをリストアップする参加者=鶴岡市総合保健福祉センター
非常持ち出し袋に入れるものをリストアップする参加者=鶴岡市総合保健福祉センター

 子育て家庭に役立つ便利グッズも紹介している。大判ストールは授乳時や防寒用に。女性にとって、あると安心なのは生理用品。ひもは物をまとめる時だけでなく洗濯物を干すのにも活躍しそうだ。江口さんは「一つあるといろんな使い方ができる、という物は便利」と話す。

 同じ子育て世代といっても、子どもの年齢や家族構成によって必要な備えは違う。「うちの子は6カ月だから、これとこれが必須」「うちの子はこれがないと眠れないのよね」「うちは小さな子の他に、おばあちゃんもいるからこれも必要」などなど。家族で日頃から確認しておくことで、いざという時の安心感が違ってくる。江口事務局長は「自分の暮らしをもう一度見直すことが安心につながるのでは。家族みんなで話し合って、書き込んで。フル活用してほしい」と話した。

 他にも応急手当ての方法や、家の中で地震に遭遇した時の注意点などを紹介している。避難場所、家族が離れ離れになった時の集合場所、アレルギーなど家族の健康状態を書き込むページもある。「地震が収まったらぎゅっと抱きしめてあげてね」など、子育て世代ならではのアドバイスが随所にちりばめられている。

「安心ノート」の一ページ。非常持ち出し袋の中身についてアドバイスしている
「安心ノート」の一ページ。非常持ち出し袋の中身についてアドバイスしている

◇宮城、福島両県で被災したママたちの声(「TOMONI」ホームページから)

  • ★揺れている間はほとんど何もできなかった
  • ★授乳ケープを持っていたので、周囲を気にせずに授乳できた
  • ★子どもの遊びグッズは必要

メモ庄内地域子育て応援協議会

NPOなど民間の子育て関連団体、大学、社会福祉協議会で構成。庄内地域の子育て情報を発信するサイト「TOMONI」を運営し、子育て世代の防災に関する出前講座も行っている。防災パンフレット「安心ノート」の内容は「TOMONI」(http://www.shonai-tomoni.jp/)にも掲載している。問い合わせは090(6850)7527。


2012年3月13日掲載
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大
ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【県縦断駅伝の写真提供します】
     山形新聞社は、第58回県縦断駅伝競走大会で、本社カメラマンと記者が撮影したレース写真をホームページ(HP)「やまがたニュースオンライン」に掲載し、有料で提供します。写真サイズは、キャビネ判から四つ切りまで4種類で価格は表の通り。山新ヨモーニャくらぶ会員は20%引きです。アドレスhttp://yamagata-np.jp/p-shop/
  2. 【やまがたの野鳥を聞く】
     インターネットと紙面が連動し、野鳥の鳴き声を文字と音で紹介する企画「やまがたの野鳥を聞く」。本紙の記事を読んで、ホームページにアクセスすると、県内に生息する鳥たちのさまざまな鳴き声を耳にすることができます。ログインはこちら。また、携帯・スマートフォンの有料ページにも同様のコンテンツがあります。携帯・スマートフォンサイトへのアクセス方法は、こちら
  3. 【山新おしどり金婚さん顕彰】
     山形新聞、山形放送はことしも「山新おしどり金婚さん」の顕彰事業を行います。結婚して50年になるご夫婦の人生を祝福し、お二人の名前を刻んだ盾(レリーフ)を贈ります。4月1日から申し込みを受け付けます。
    【対象】1963(昭和38)年に結婚されたご夫婦としますが、結婚50年を経過し、これまで顕彰を受けていないご夫婦も申し込みできます。
    【申し込み方法】証明書などは不要です。所定の用紙に必要事項を記入し、山形新聞の本社、支社、販売店、もしくは居住する市町村の老人クラブに提出してください。申込用紙も用意してあります。
    【受付期間】4月1日(月)から5月31日(金)まで。
    【顕彰】8月中旬の山形新聞紙面で紹介し、盾を市町村の敬老会や福祉のつどいなどの席上で贈呈するか、もしくは、販売店からのお届けとします。
    【盾】元国画会会員、元山形大名誉教授で彫刻家だった故染谷英五氏が制作したレリーフです。
    【問い合わせ】山形新聞社・おしどり金婚さん顕彰事務局023(622)5271。
    【個人情報の取り扱い】申し込みいただいたお客さまの個人情報は山形新聞社、該当エ
    リアの販売店および取扱業者で適正に管理し、盾の制作やお届け、山形新聞の業務案内に利用させていただきます。
  4. 【「私の主張」投稿】
     山形新聞は、「意見のページ」で募集している「私の主張」「若者の声・少年少女の声」について、ホームページ「やまがたニュースオンライン」から投稿できます。バナーをクリックし必要事項を記入し、ご意見をお寄せください。
  5. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  6. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  7. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  8. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  9. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から