わいわい子育て![]() 本県のチャイルドシート着用率44% 泣いても絶対外さないゴールデンウイークはもうすぐ。車で遠出する計画を立てた家族もいるのでは。世帯当たりの自動車保有台数が全国でも上位(自動車検査登録情報協会調べ)の本県では、普段から車を利用する機会が多い。ところが、チャイルドシートの使用は法制化から10年以上経過したものの、全体の半数以下にとどまっている。 チャイルドシートの使用は道路交通法で義務付けられている。日本自動車連盟(JAF)などが2011年度に行った調査では、本県の着用率は44%で全国平均よりも13ポイント低い。使用しない場合、交通事故での死亡率は数倍に跳ね上がるとされる。「子どもが嫌がって」「すぐそこまでだから」といった甘さや油断が、子どもの命を危険にさらすことになる。チャイルドシートを装着していても、しっかり固定されていなかったり、適切に使用されていない場合も。シートの選び方や正しい装着方法をJAF山形支部の田中光雄さんに聞いた。
子どもの命を守りたいなら必ずチャイルドシート。短距離でも、泣き叫んでも、絶対に座らせよう
「チャイルドシートが指定席だと思わせよう。子どもが大切ならば心を鬼にして。運転中に子どもが嫌がって泣いても絶対にシートから降ろさないで」と田中さんは呼び掛ける。 シートの種類は▽ベビーシート(0~1歳、体重10キロまで)▽チャイルドシート(1~4歳、同9~18キロ)▽ジュニアシート(4~9歳、同15~36キロ)-の3種類で、子どもの年齢や体重に合ったものを使う必要がある。
まずは選ぶこつ。 側頭部を守るクッション性がしっかりしていて体をサポートしてくれ、座面があまり高くないものが好ましい。さらに車に合ったものを選ぶことも大切。 次に、シートを座席に装着するときの注意点。シートベルトで固定するタイプと、座席の金具に押し込んで固定する「ISOFIX(アイソフィックス、共通取付具方式)」タイプの2種類ある。 シートベルトタイプは2点固定、3点固定ともにベルトを目いっぱい引っ張り、「ALR機能(チャイルドシート固定機能)」を作動させた状態にし、体重を掛けて装着する。ALR機能がない場合は、固定用クリップを使う。 装着する位置は必ず後部座席。特に歩道側を推奨している。助手席に装着した場合は万が一、エアバッグが作動した際の衝撃が大きいためだ。 成長に合わせた調整も必要。シートの肩ハーネス(固定ベルト)の通し穴は体の大きさに合わせて移動させる。低すぎたり、高すぎたりすると、子どもへの負担が増えてしまう。乳児期は肩をぐるりと回り込むようにフィットさせ、幼児期は肩と同じか、少し高めの位置にセットする。 もうワンポイント。座面の奥が深くなっている座席ではシートの底が平らになるようにタオルを敷くとがたつきを防げる。厚手の上着は脱がせてから座らせ、上からタオルや毛布を掛けて寒さを和らげて。田中さんは「シートベルトが首に当たらないよう、身長が伸びても140センチになるまではジュニアシートを使ってほしい」とアドバイスする。 チャイルドシートの装着方法はJAF山形支部でも教えている。装着に立ち会ってほしい場合は事前の連絡が必要。同支部023(625)4520。 【楽しく乗せるこつ】チャイルドシートに子どもを楽しく乗せるこつは? 山形市の「NPO法人やまがた育児サークルランド」スタッフや「子育てランドあ~べ」を訪れたママたちに協力してもらった。
2012年4月17日掲載
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