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コーディネーショントレーニングって何? 山形で体操教室

 体をスムーズに動かすための能力を鍛えるコーディネーショントレーニング。「○○しながら○○する」など複雑な動きを取り入れながら運動神経や器用さの向上につなげていく。特に幼児期には有効とされ、山形市のNPO法人生涯スポーツ振興会(愛称アプルス)では年中・年長児向けにコーディネーショントレーニングを行う「動きづくり体操教室」を展開。活動の様子を取材した。

平均台を渡りながら木枠の中をくぐり抜けるなど子どもたちが複雑な動きに挑戦している=山形市・アプルス
平均台を渡りながら木枠の中をくぐり抜けるなど子どもたちが複雑な動きに挑戦している=山形市・アプルス

 教室には現在、日時が違う4コースに計55人が所属し、週1回のペースでさまざまな動きを体験している。取材でお邪魔したのは今月8日の土曜コースの一つで、スタッフの寒河江秀明さん(25)が講師を務め、6人が参加していた。

 広さ約50平方メートルの多目的ホールには、子ども用の鉄棒、マット、平均台、跳び箱が並ぶ。子どもたちが集まると、寒河江さんは跳び箱をばらして木枠をランダムに置き始めた。そして「ぶつからないように先生から逃げて。タッチされたら固まる。ほかの子にタッチされたらまた動けるよ」。木枠など障害物を避けながらの「こおり鬼」の始まりだ。

 歓声とともに逃げ始める子どもたち。寒河江さんの動きと足元を気にしながらホール全体を駆け回る。子どもたちが慣れてきたところで寒河江さんがルールを追加。「跳び箱の枠の中は安全。でも中にいられるのは5秒間」。子どもたちは「1、2、3、4、5」と数えながら木枠から木枠に移動するなど、頭も使って体を動かした。

 体が温まると、今度は木枠の上を歩いてバランス感覚を鍛える運動へ。子どもたちは細い枠の上を進み、体をよろめかせながら必死に耐える。全員ができると、続いて木枠を一列に並べる寒河江さん。「跳び箱は橋。橋の下は川でワニがいるかもよ。落ちないように歩いてみよう」と、子どもたちの想像力を刺激しながら次のトレーニングに誘う。

 木枠の上に立って歩いた後は四つん這(ば)いで進むなどさまざまな動きに挑戦する子どもたち。「できた」「あ~落ちちゃった」と喜んだり、悔しがったりと次々と出される課題に熱中していた。平均台を渡りながら木枠の中をくぐり抜けるといった複雑な動きにも笑顔を見せながら取り組んでいた。

 昨年5月から長男遼君(5)を通わせている芦野知明さん(45)=山形市鈴川町2丁目、公務員=は、幅広い動きを学べるのが魅力で申し込んだという。「息子が何かスポーツをやりたくなったとき、どんな競技にでも役に立つと思った。息子も楽しそうに参加しているので今後も通わせたい」とにっこり。

 同法人の須貝美奈子事務局長は「いろいろな動きを通して器用さを高めると、競技の習得スピードが早くなり、大きなけがをしにくくなる体づくりにもつながるといわれている」と説明。「アプルスでは今後もトップアスリートを育てる『前の段階』をしっかり手伝いたい」と話していた。

マットを敷いた跳び箱をよじ登り、ジャンプするトレーニングも
マットを敷いた跳び箱をよじ登り、ジャンプするトレーニングも
「下にはワニがいるかも!」と四つん這いで慎重に「木枠の橋」を渡る子どもたち
「下にはワニがいるかも!」と四つん這いで慎重に「木枠の橋」を渡る子どもたち

2014年3月18日掲載
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