わいわい子育て

アラカルト

子どもの夜間の発病、どう対処 県や山形市、電話でアドバイス

 子どもが夜間、突然の腹痛や頭痛、発熱などに見舞われた場合、保護者はどう対処したらよいだろうか。 朝まで様子を見るべきか、すぐに夜間診療所に行くべきか、適切な判断を下すのは難しい。体調が変わりやすい幼児ならなおさらだ。 そんな時、医師や看護師が専門的な見地から電話でアドバイスをくれるサービスがある。 今回の「わいわい子育て」は、県が2007年度から行っている小児(15歳未満)救急電話相談、山形市が昨年5月に始めた24時間健康・医療相談サービスなど子どもの急病対策を紹介する。

 「子どもが夜になって急に熱を出したが、病院に連れていくべきか」「急に腹痛を訴え、下痢してしまった」。 対応を迷うこんな時、県の小児救急電話相談では毎日午後7~10時、専門的な知識を持った看護師が相談に応じ、症状によっては医師がアドバイスを行っている。

 県地域医療対策課によると、2013年度の相談件数は3279件。07年度の開始以降、相談件数は2倍近く増えている。 相談内容で多いのは発熱。13年度は延べ972件で全体の3割を占め、外傷が352件、発疹・かゆみが316件、嘔吐(おうと)が239件と続いた。 相談の対象者は1歳未満が901件、1~2歳が1305件、3~6歳が773件、7歳以上が300件で、未就学児が大部分を占めている。

 これに対し、夜間診療所で即日受診を勧めたのが789件、翌日の受診を勧めたのが692件。救急車の利用は2件だった。約1800件は様子を観察するよう勧めたり、対処法をアドバイスしたりして済んだ。 県が行った保護者対象の調査では「急な腹痛と下痢でパニックになったが、助かった」 「初めての子どもで、電話で相談できるのは大変心強い」「相談員の声を聞くだけでも安心する」などの意見があったという。

 13年度の相談件数は前年度よりも下回った。同課は「これで頭打ちとは認識していない。まだまだ制度を知らない人が多く、さらに周知する必要がある」と強調する。

 救急電話相談の番号はプッシュ回線と携帯電話が#8000(通話料は有料)。ダイヤル回線、IP電話、PHSは023(633)0299。 11年度からは大人の相談も受け付けている。大人は#8500または(633)0799。

 一方、県内の市町村で休日夜間診療所以外に電話相談に応じているのが山形市。 昨年5月1日から、山形、山辺、中山の3市町民を対象にフリーダイヤルによる「24時間健康・医療相談サービス」を実施している。 医師や看護師らが24時間態勢でけがや病気、健康に関する電話相談に応じ、対処方法などを助言。 救急車が必要と判断した場合は、市消防本部に電話を転送する。

 同市によると、13年5月1日から14年4月末までに6913件の相談があり、対象者はやはり未就学児が多かった。 「頭が痛い」「胸が苦しい」など身体の症状に関する相談が1337件と最も多く、発熱が983件。 このうち救急車が出動したのは27件だった。問い合わせは市消防本部通信指令課023(634)1198。

急病時、役立つ情報一冊に

急病時の対応などを紹介しているガイドブック
急病時の対応などを紹介しているガイドブック

 県と県医師会は子どもの急病時に役立つ情報を取りまとめたガイドブックを作成している。 小児救急電話相談と夜間診療所の一覧のほか、症状ごとに取るべき対応を示したフロー図などを掲載しており、県地域医療対策課は「急病時に備え、普段から手元に置いて目を通してもらえれば」としている。

 発熱や嘔吐(おうと)、下痢、腹痛など12の症状ごとにフロー図を掲載。例えば下痢では「元気がなく、ぐったりしている」「おしっこが半日以上出ていない(尿の色が濃い)」「嘔吐、38度以上の発熱、強い腹痛がある」などのチェック項目が一つ以上当てはまる場合は医療機関の受診を勧めている。 このほか、救急車を呼ぶ際の留意点などを紹介している。

 2万部を市町村と各保健所、関係医療機関に配布。県のホームページからもダウンロードできる。アドレスはhttp://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090013/kyukyu_saigai/H25guidebook.pdf

2014年9月2日掲載
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