わいわい子育て

アラカルト

妊娠、育児でお疲れのママに夫婦でできるマッサージ 整体のプロ・川田さん(山形)に聞く

 おなかの中の赤ちゃんが日に日に大きくなり、体にもさまざまな変化が表れる妊娠中の女性や、幼いわが子の面倒を見ながら家事や仕事に励む子育て中のママたち。 疲れを感じ、肩や腰に痛みを感じることも多いのでは。こうした症状を緩和し、夫婦で簡単にできるお薦めのマッサージ法を、体の仕組みに詳しい整体のプロに教えてもらった。

夫婦間でマッサージをする際には「愛と日ごろの感謝を込めてほしい」と話す川田佳弘さん=山形市・かわだ整体室
夫婦間でマッサージをする際には「愛と日ごろの感謝を込めてほしい」と話す川田佳弘さん=山形市・かわだ整体室

 話を聞いたのは、かわだ整体室(山形市南一番町)代表川田佳弘さん(35)。川田さんは理学療法士の資格を持ち、基礎医学と解剖学に基づいた整体術を施してくれる。 自身も3~8歳の子ども3人を育児中のパパでもある。

 妊婦の体は、胎盤の完成する4カ月ごろから大きく変化する。この時期を過ぎると、おなかの中の赤ちゃんの成長がスピードアップ。 それに伴い、母子で体内のスペースを共有するために母親の骨盤が広がるなどする。

 妊婦や子育て中のママが感じやすいものとして挙げられるのが肩凝りと腰痛。 肩凝りについては、首から肩甲骨までに広がっている「僧帽(そうぼう)筋」という部分で症状を訴える人が多いという。

 パソコン操作など、長時間にわたって同じ姿勢を取り続けることで、肩に凝りを感じやすくなる。川田さんが原因の一つと指摘するのは、スマートフォン(スマホ)の利用。 自分の自由な時間をなかなかつくることのできないママたちは、子どもが寝ている間などについついスマホに集中しがち。 一点を見ながら操作していると、肩の筋肉がつぶれる形になり、血流が悪くなってしまう。

 妊婦の肩をマッサージする際は、苦しいと感じる肩の方を上にして横になってもらう。出産後ならば、腹ばいになってもらうのもいい。 肩甲骨の間、背骨に沿って指で押すほか、首の付け根など、本人が気持ちいいと感じる箇所をもみほぐしてあげる。 イメージとしては「少し力を入れてさする」感じ。3分ぐらいを目安にする。

「僧帽筋」をほぐすため、背骨や肩甲骨に沿って優しく押してあげる。イメージは「少し力を入れてさする」感じ
「僧帽筋」をほぐすため、背骨や肩甲骨に沿って優しく押してあげる。イメージは「少し力を入れてさする」感じ

 また、肩凝りの原因の一つとして考えられるのが腎臓。疲労がたまると、内臓は下がりやすくなる。腎臓が下がってくると背中の筋肉を介して肩甲骨を下に引っ張るため、肩に負担が掛かる。 腎臓の不調は体のだるさや便秘、むくみ、高血圧などにつながる恐れがあるので注意が必要だ。

 腎臓のつぼは足の裏の土踏まずにある。土踏まずに沿って、優しく指で押したり、両手で包み込むようにして刺激を与えてあげたりする。 「愛と日ごろの感謝を込めてほしい」と川田さん。わが子の足を触るように、丁寧にマッサージをするのがこつという。 腰の痛みには、骨盤の辺りを押してあげることが有効だ。

肩凝りの原因の一つとして考えられる腎臓のつぼは土踏まずにある。土踏まずに沿って優しくマッサージ
肩凝りの原因の一つとして考えられる腎臓のつぼは土踏まずにある。土踏まずに沿って優しくマッサージ

 川田さんは、夫婦間で行うマッサージのポイントとして▽相手のつらい箇所をよく聞く▽凝りを感じている場所を優しく押してあげる▽会話をしてコミュニケーションを図る―ことを挙げる。 目的は「単純に肩凝りを治すことではない」とし「奥さんに一人ではないと感じてもらったり、体の異常に気付いてあげたりすることが大切。 2人で妊娠や子育てという貴重な時間を楽しめるようにしてほしい」と話す。

 一方、肩凝りや腰痛にはさまざまな要因があることも事実。筋肉の凝りだけでなく、血圧が高いことや、肥満気味であることも肩凝りにつながるという。 実際に、肩凝りを訴えて川田さんの整体室を訪れる妊婦の中にも、こうしたことに起因するケースが多い印象とのことだ。 また、8カ月を過ぎて強い腰痛が続くようだと切迫早産などの可能性が考えられるので、早めに医療機関を受診することが求められる。

2014年11月18日掲載
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から