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わらべ歌と絵本で親子触れ合い 山形でイベント

 幼児にも親しみやすいフレーズとメロディーが魅力のわらべ歌。かわいらしいイラストが子どもだけでなく、大人をも楽しませる絵本。いずれも親と子が気軽に触れ合うことのできるツールだ。山形市七日町2丁目のナナ・ビーンズ4階の子育て支援施設「子育てランドあ~べ」で3月下旬に開かれたイベントでは、10組ほどの親子連れがわらべ歌と絵本の読み聞かせに親しんだ。

ママと子どもが一緒になって、わらべ歌「ひなさまこさま」を体験。膝の上の子どもたちから歓声が上がった
ママと子どもが一緒になって、わらべ歌「ひなさまこさま」を体験。膝の上の子どもたちから歓声が上がった

 案内役を務めたのは、保育士として20年以上勤務した経験を持つ渡辺裕子さん(56)=同市あずま町。あ~べのほか、同市のシベールアリーナなどで定期的に「おはなし会」を開いている。

 取材に訪れた日は、最初にわらべ歌「ひなさまこさま」を披露。参加したママたちはわが子を膝の上に載せて、「山川こえて」のフレーズの時に膝を上げ下げするなどしながら、一緒に口ずさんだ。子どもたちは優しいメロディーと上下の動きに「キャッキャッ」と笑い声を上げていた。

 わらべ歌「うぐいすのたにわたり」では、渡辺さんが用意した布の下を親子が手をつなぎながらくぐっていった。時折上下する布に子どもたちは興味津々。何度も何度も布の下を繰り返し歩いていた。

 渡辺さんは絵本の読み聞かせも披露。「ONE TO TEN」は数字ごとにイラストが飛び出す仕掛けを施してあり、乳児でも視覚的に楽しむことができるようだった。一緒にいるママたちも、凝った作りに感心していた。

 同市六日町の主婦善如寺(ぜんにょうじ)直美さん(29)は、長男の晟(じょう)ちゃん(1)と参加。「山形は冬が長くて家で過ごす時期が多くなりがち。歌と一緒に体を動かすのは子どもも私も楽しめる。膝に載せてあげると喜んでくれる」と話す。あ~べでは月に1回、わらべ歌に親しむ会を開いている。

ママと子どもが一緒になって、わらべ歌「ひなさまこさま」を体験。膝の上の子どもたちから歓声が上がった
ママと子どもが一緒になって、わらべ歌「ひなさまこさま」を体験。膝の上の子どもたちから歓声が上がった

興味持たせるポイントは?

 親子が一緒になって楽しめるわらべ歌と絵本の読み聞かせ。こつをつかめば、子どもたちはより興味を示してくれるのではないだろうか。渡辺さんにポイントを聞いた。

わらべ歌や絵本の読み聞かせのコツを教えてくれた渡辺裕子さん。さまざまな工夫を凝らして、親子を楽しませていた=山形市・子育てランドあ~べ
わらべ歌や絵本の読み聞かせのコツを教えてくれた渡辺裕子さん。さまざまな工夫を凝らして、親子を楽しませていた=山形市・子育てランドあ~べ
―わらべ歌の魅力とは。

 「場所を取らないし、一度覚えてしまえば誰にでも実践できる。病院の待合室や移動中の電車で子どもがぐずってしまった時に落ち着かせることができる。大人も声に出すことで気持ちが楽になるので、歌う本人も癒やされる」

―歌う際のこつはあるのか。

 「鼓動のリズムに合わせるように歌うのが基本。わらべ歌の中にも寝かせ歌や遊ばせ歌など、目的に沿っていろいろなジャンルがある。一つ一つの歌に意味があるので、それを意識してみることもいい」

―聞いている子どもたちにはどんな効果があるか。

 「歌を聞くのと同時に体を動かすことで、平衡感覚や基礎的な運動能力を無意識に身に付けることができる。赤ちゃんは目よりも先に耳で反応するので、日本語への感覚を養うことにもなる。まだおなかの中にいる時から聞かせてあげることがいいと思う」

―聞いている子どもたちにはどんな効果があるか。

 「歌を聞くのと同時に体を動かすことで、平衡感覚や基礎的な運動能力を無意識に身に付けることができる。赤ちゃんは目よりも先に耳で反応するので、日本語への感覚を養うことにもなる。まだおなかの中にいる時から聞かせてあげることがいいと思う」

―絵本を読み聞かせる時は何を心掛けるといいか。

 「小さい時はどうしても最後まで読み続けられないことが多い。初めから読み切ろうとしないで、繰り返し試してみることが大切。子どもにとっては本もおもちゃの一つで、特別な物ではない。お母さんが楽しそうに読んでいると、興味を持つこともある」

―わらべ歌と絵本の読み聞かせに共通することは何か。

 「テレビやスマートフォンが普及して便利な時代になった分、親と子の触れ合い、声掛けの機会が減っていると感じる。どちらも子どもだけでなく、お母さんたちも純粋に楽しむことができる。読書力が必ずしも付くなどというわけではないが、触れ合った時間は必ず、成長していく子どもたちの支えになる」

2015年4月21日掲載
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