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箸の持ち方指導 やまがたマイ箸クラブ・松田さんに聞く

やまがたマイ箸クラブの出前教室では、子どもたちに箸の手作りを体験してもらい、親しみを深める取り組みを行っている=今年7月、山形市椹沢コミュニティセンター
やまがたマイ箸クラブの出前教室では、子どもたちに箸の手作りを体験してもらい、親しみを深める取り組みを行っている=今年7月、山形市椹沢コミュニティセンター

 食事を楽しむ上で、切っても切り離せない存在なのが箸。親としてはわが子に上手に使いこなしてほしいものだが、正しい持ち方を教えるのはなかなか大変…との悩みがあるのではないだろうか。山形市内の小学校を中心に箸の持ち方講座や、飲食店で自分の箸を利用する「マイ箸」の取り組みを推進している「やまがたマイ箸クラブ」(水沢正志代表)の事務局長・松田光昭さん(46)に指導の際のコツを聞いた。

 やまがたマイ箸クラブは、リサイクルトナーの製造・販売などの事業に当たる「アイ・タックル」(天童市)の社員を中心につくるNPO法人「環境と食農研究会」が展開。2007年10月に発足し、依頼があれば小学校の親子行事や地域の子ども会に出向き、間伐材を利用した箸作り体験などを組み込んだ出前教室を開催している。教室の中では箸に親しみを持ってもらうことを目的に、メニューの中に持ち方講座を盛り込んでいる。

 出前教室での講師役を務める松田さんは「正しい持ち方はぜひ小さいうちに身に付けてほしい」と話す。一度癖がついてしまうと、その後に修正するのは容易でないからだ。その上で基本的な持ち方の手順を教えてもらった。

子どもに箸の持ち方を指導する際のコツを教えてくれた「やまがたマイ箸クラブ」事務局長の松田光昭さん
子どもに箸の持ち方を指導する際のコツを教えてくれた「やまがたマイ箸クラブ」事務局長の松田光昭さん

 (1)箸の先から3分の2ほどのところを鉛筆持ちする(2)下の箸は薬指に載せ、親指の付け根と挟んで動かないようにする(3)下の箸は動かさないようにし、上の箸だけ動かすようにする―。この際に注意するのは、下の箸は添えるだけということ。上の箸だけを動かす意識が重要になる。

 子どもの苦戦する点として松田さんが指摘するのは「指の力がきちんとしていないと正しく持ちづらい」こと。力のない幼児ほど、上下の箸を同時に動かしてしまいがちなので、より丁寧な指導が求められる。加えて、常に箸の先をそろえることを意識して、上の箸だけを動かす練習を繰り返すことが上達への近道。松田さんは、滑りやすい小豆などをつかんで移動させる練習を勧める。

 また、松田さんは「箸に愛着を持つ」ことも大切とする。自分の箸を飲食店などで利用する「マイ箸」の取り組みは、割り箸の利用減による環境保全の効果に加え、箸への親しみを深める意味合いもあると指摘。マイ箸クラブの出前教室の中では、子どもたちに箸を手作りしてもらい、積極的な活用を促している。

 出前教室では、マイ箸クラブが発行したオリジナル絵本「ゆうたとおはし」の読み聞かせも実施。絵本では、箸の持ち方があまり上手でない小学1年の「ゆうた」が祖母と特訓を重ねることで上手に使えるようになったり、マイ箸に関心を抱いたりする姿が描かれている。手をたくさん使う特訓を重ねることで、字がきれいになったとのエピソードも紹介している。

 「最初はなかなかうまく持てないかもしれないが、根気強く、楽しく練習してみてほしい」と松田さん。「一度覚えると、あとは一気に上達する。自分の箸に愛着を持ち、環境保全を進めるためにも『マイ箸』にもぜひ興味を持ってもらいたい」と話している。

出前教室の中ではオリジナルの絵本「ゆうたとおはし」の読み聞かせを行い、環境保全の大切さについても伝えている=今年8月、山形市桜田小
出前教室の中ではオリジナルの絵本「ゆうたとおはし」の読み聞かせを行い、環境保全の大切さについても伝えている=今年8月、山形市桜田小



2015年11月3日掲載
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