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「おむつなし育児」いかが? 渡辺さん(山形出身)が交流会開催

3カ月の赤ちゃんも、おまるで排せつできる(おむつなし育児研究所提供)
3カ月の赤ちゃんも、おまるで排せつできる(おむつなし育児研究所提供)

 赤ちゃんが生後数カ月からおむつの外に排せつできるようサポートする「おむつなし育児」。おむつに頼りすぎず、できるだけおまるやトイレを使うユニークな取り組みを本県でも広めようと、山形市出身の渡辺和佳子さん(35)=東京都=が帰省に合わせ交流会を開いている。

 2、3歳から始めるトイレトレーニングと異なり、おむつなし育児は生後数カ月から取り組める。食欲や睡眠欲と同じように赤ちゃんの排せつ欲に応え、おまるを当てたりトイレに連れて行ったりする。タイミングがばっちり合えば、何にも邪魔されずおしっこが「しゃーっ」と飛ぶ。その姿こそが「自然な排せつ」と、大学教授らでつくる任意団体「おむつなし育児研究所」(神奈川県)は考えている。

 渡辺さんは今年夏に同研究所のアドバイザー養成講座を受講した。先月21日に山形市霞城公民館で開いた交流会には、親子3組が参加。渡辺さんが、おむつなし育児を実践したことでわが子の便秘やおむつかぶれが改善したことを紹介した。

 ほかに▽排せつをコントロールする能力が自然に育ち、比較的早くおむつを卒業できる▽しぐさや表情をよく見るため、子どもの心身の状態が分かりやすくなる▽おむつ代が節約できる―などのメリットもある。2歳の長女と参加した主婦佐伯美幸さん(41)=山形市十日町4丁目=は「もっと早く知りたかった。今からでも時々試してみたい」と話す。

交流会で座ったり、ふたを開けたりとおまるに興味津々の子どもたち=山形市霞城公民館
交流会で座ったり、ふたを開けたりとおまるに興味津々の子どもたち=山形市霞城公民館

 ママたちからはさまざまな相談や質問も出た。「『うんたん』って言うと周りが騒いで面白いからか、うんちが出なくても言っている」「おまるとトイレの使い分けはどうしたらいいか」。「ブームが過ぎるまで付き合って」「洗う手間がない分、トイレの方が楽。でも子どもが自らおまるに座ったらそのままかな」と互いにアドバイスし合った。

 むずむずと落ち着きがなくなったり、股を触ったり、一定の場所に移動したり…。排せつのサインは子どもそれぞれで異なる。渡辺さんは「こつをつかむまでは子どもを見張っているような感じ」と笑いながらも「子どもの気持ちを尊重しながら、お風呂の前など1日10分間でもいいから試してみては」と続けた。

おむつなし育児アドバイザー・渡辺さんに聞く

おむつなし育児アドバイザーの渡辺和佳子さん
おむつなし育児アドバイザーの渡辺和佳子さん

 間もなく2歳になる男の子の母親でもある渡辺和佳子さん。親子のコミュニケーションを大切にした、ストレスフリーの楽しい子育てについて聞いた。

 ―おむつなし育児を始めたきっかけと効果は。

 「8カ月ぐらいの時、試しに補助便座に座らせたら大成功し、何となくおむつなし育児を続けていた。今年6月、病気で便が緩くなりお尻がかぶれた。かわいそうだったけど、病院ではおむつを外せなくて。退院後に『ノーパンタイム』を設けたりしていたら、すっかり良くなった」

 ―どんな日常生活を送っている?

 「日中は布パンツをはかせている。私が声を掛けて補助便座かおまるに座らせることがほとんどだが、お漏らしするのは1割ぐらい。最近の長男のお気に入りはおまるで、排せつ後におしっこの入った容器を持って部屋中を駆け回る。おしっこをこぼしたり、それに滑って転んで頭がビショビショになっちゃったり。毎日面白い」

 ―親にも相当の覚悟が必要だが、失敗が続くと大変では。

 「子どもが話せるなら『どうしてトイレに行きたいって教えてくれないの?』ってイライラしちゃうかもしれないけど、うちはまだうまく話せないころに始めたから全く気にならない。そこがトイレトレーニングと違うところかもしれない」

 ―今後の活動について教えて。

 「首都圏では定期的にイベントに参加しているから仲間が多いけど、山形ではまだまだ認知度が低い。先月の交流会でも、『(おむつなし育児を)一人でしているんです』というママがいた。そういった人たちをつなげていきたい。赤ちゃんが体も心もすっきりする排せつ方法を、たくさんの人に知ってもらいたい」

メモ

 次回のおむつなし育児交流会は来年1月8日午前10時から、山形市霞城公民館。県出身でカナダ在住のヨガインストラクターKANAさんのレッスン付き。参加費千円。問い合わせは渡辺さん090(5188)8679。

2015年12月1日掲載
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