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習い事どうしよう プログラミング教室って?

 春といえば習い事を始めるシーズン。子どもに何を習わせたら良いか迷っている親も多いのではないだろうか。ピアノに水泳、英語など、さまざまあるが、最近、山形市内などでもよく目にするのが「プログラミング教室」。2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されるという。一体どんなことを学んでいるのだろう。パソコン関係に疎い記者がお邪魔した。

	ロボットプログラミング教室に通う子どもたち。90分の授業だが、飽きることなく集中して取り組んでいた=山形市・ココラ塾
ロボットプログラミング教室に通う子どもたち。90分の授業だが、飽きることなく集中して取り組んでいた=山形市・ココラ塾

■ゲーム感覚

 山形市桜田東4丁目の「ココラ塾」で開催しているロボットプログラミング教室。小学生がパソコンとにらめっこしながら、どのように文字列や数字を変えると、ロボットが課題通りに動くかを考えていた。プログラムをよく知らない記者にとっては「難しそう」に見えるが、子どもたちは至って楽しそうで、次々に課題をクリアしていた。

 プログラミングは装置やパソコンに動いてもらうための命令を行っていく作業のこと。塾では子ども向けのソフトを使っており、「if」や「and」といった難解なプログラミング言語を入力するのではなく、日本語で書かれた部品名のアイコンをマウスで操作し、並び変えたり、数字を変えたりしている。初心者でもゲーム感覚でできそうだ。

 この日は4~6年生5人が授業に参加していた。習い始めたばかりの初心者から数カ月通っている人までレベルに応じて、進み具合も一人一人違う。初心者組は36種類100個以上のパーツを確認し、ロボットを組み立てる作業からスタート。左右に動かしたり、前に進んだりといった簡単な動きをするプログラミングから挑戦。数カ月の経験者組は黒い線上を走らせたり、停止して再び走らせたりするなどの課題を考え、パソコンから指示を送ってロボットを動かしていた。

 将来は生物学者になりたいという高瀬小5年石山滉君(10)は今年春に習い始めたばかり。「思い通りにロボットが動くと、心の中でやったーと叫びたい気分になる」と話し、「ロボットを使って、人間が入ることのできない土地にすむ生き物を調査したいなあ」と夢を膨らませる。

 昨年から通っているという南沼原小6年金子新平君(11)は「プログラミングで自由自在に動きなどを変えることができるので楽しい」。プロ棋士になるのが目標というが、「共通点は発想力かな」と笑う。桜田小6年遠藤瑠克(るか)君(11)は「友達が家に遊びに来たときに驚かせることができるようなロボットを作りたい」という。

	黒いラインに沿ってロボットを走らせる
黒いラインに沿ってロボットを走らせる

「好き」を見つける

 ママたちからは「ロボットを作ることが大好きで、集中力が付いたと感じる。子どもは習い事に通うのが嫌いだけど、この教室は進んで受けたいと言った」、「家ではゲームばかりで、ゲームをするよりは良いと思って通い始めたら、すっかりはまってしまった。プログラミングは将来的に必要になるし」という声も。

 ココラ塾では昨年から本格的にロボットプログラミング教室を始め、毎月第2・第4土曜日(午前10時半~)に開講。石井淳塾長は「初めから答えを教えるのではなく、どうしたらうまくいくかを子ども自身で考えてもらうことを大切にしている。自分で好きなことを見つけて、切り開き、解決するための力を養ってもらえたら。集中力、解決力、考える力を育てて、将来の仕事に役立ててほしい」と話す。

 プログラミング教室を訪れてみて、子どもたちの集中力の高さに驚いた。90分の授業だが、黙々とパソコンと向き合い、楽しそうに考えている姿が印象的だった。今後、情報化社会が進展する中で、ますます重要となる分野。機械オンチと言っていられない。

【プログラミング教育】論理的思考力の育成狙う

 プログラミング教育は、今後、より身近になる人工知能(AI)やビッグデータ解析などの高度なIT技術に対応できる人材を育てるために導入される。

 文部科学省が今年3月に発表した「小学校プログラミング教育の手引」によると、プログラミング言語を覚えたり、技能を習得したりすることが狙いではなく、パソコンを活用しながら各教科などで論理的思考力を育成することが目的としている。

 県は「具体的な取り組みはこれから」としており、学習内容は決まっていない。指導する教師の育成が課題となっており、手引では企業や団体、地域などとの連携が有効であると記されている。

 県内の小学校では、タブレット端末を活用したプログラミング体験、IT分野の人材育成のために厚生労働省が認定する技能者「ITマスター」による授業など、先行的に実施されているところもある。

2018年5月15日掲載
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