むがすのごんだど。とってもやがますいお姑さまなんで、息子さ嫁がながなが来ながったど。そんなごど知しゃね隣村がら、嫁がきて、子どもも生まれだんだど。
(※)ご祝儀の次の朝、嫁は「ばばさま、ご飯でぎだがら、起きでご飯あがって(※)おぐやい」て言ったら、「朝っぱらから、新しい嫁ががだがだすっから、よっく眠られねがった」て、お膳さつくど「若い衆の口に合っても、おらの口に合わね」なて、何につけ嫁ばけなすけど。
ごしゃえだ嫁は医者さ行って、「うぢのばばが早ぐ死ぬように、毒盛っておぐやい」て頼んだら、「おれは医者だがら、人助けでぎるが、人殺しはでぎね。とごろでお姑さまは何が好きでやったがな」
「ばばは、まんじゅうが好きだ」「ほんじゃ、まんじゅうさ毒でも入れでやっか」て。まんじゅう出したもんで、そいづば、ばばさ食わせだど。
4、5日してまだ医者さ行ったば、まんじゅう出したがら、そいつば、ばばさ出したど。そのうぢに「うぢの嫁はよぐ気ついで、ええ嫁だ」て、ばばさまが言うようになったんだど。
「お医者さま、このごろはええお姑さまになったで、もう殺さねでええぐなった」て嫁が言うようになったげんど、医者は毒など入れていながったし、お姑と嫁を仲ええぐする薬など、何も使わながったんだど。とうびんと。