むがす、むがす、あったけど。
ある日、爺様が突然死んで、川を渡って地獄極楽のあっどさ行ったら、入口さ鬼だぢが門番してえだけど。
爺様は「極楽さ行ぐ道どっつだ?」て聞いだら、「これこれ爺様、勝手に極楽さ行ってはだめだ。まずこごで裁判を受げでがら行ぐどごが決まんなだ。んだげんと、地獄極楽も今、財政難で裁判すっどごもなえくて困ってえんなだ。爺様、こごさくるにはまだ早えようだす、財政の足しになるものも持ってないようださげ、この度は戻れ」て言われだけど。
爺様、「難儀して来た道、又戻って行ぐながっす」て言ったけど。
ほうしたら鬼がら「地獄極楽さも裏口というのがある」と言われで裏口がら戻されだれば、えずの間にが生ぎがえてえだけど。
隣の欲張り爺様早速聞ぎさ来て「地獄極楽も今財政難か。財政の足しになるもの持って行げば極楽さ簡単に行ぐえ」ど聞いで、家さ戻って、蓄えでおった金持って、むりむり死んで、地獄極楽の入口さ行ったら、門番の鬼がえっだので、爺様蓄えだ金見せで、「極楽さやってけろ」て言ったら、
「今地獄が大はやりで燃料も買えねくて困ってるさげ、爺様は地獄行ぎだ」て言われだけど。
んださげ、銭などうんと持って出がげるもんでないど。ドンビン