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「庄内ひな街道」の特別講演会 観光施設にSuica導入式典も

2008年03月24日 09:56
ICカードSuicaのサービス開始を祝い、テープカットが行われた=酒田市・相馬樓
ICカードSuicaのサービス開始を祝い、テープカットが行われた=酒田市・相馬樓
 北前船庄内(新田嘉一社長)、JR東日本、全日空がタイアップし、観光客を招致して初めて開催する「『庄内ひな街道』特別講演会」が23日、酒田市公益研修センターで開かれた。首都圏などからの観光客約170人が、江戸文化研究者の田中優子法政大教授の「藤沢周平と庄内」と題する講演を聴いた。

 北前船庄内を中心とした「やまがた出羽の国『庄内』地域活性化コンソーシアム」の事業の一環。この事業は経済産業省の2007年度広域・総合観光集客サービス支援事業に採択されている。今回が一連の観光誘客事業としては第1弾で、観光客は23日から1泊2日、2泊3日の日程などで、酒田、鶴岡の両市の観光施設を巡り、庄内地方の魅力を堪能する。

 講演会には、観光客と市民ら計約600人が参加した。田中教授は鶴岡市出身の作家藤沢周平さんの作品について「庄内の四季を描写している小説が多く、実際に庄内を訪れることでその魅力をあらためて感じることができる」と指摘。庄内地方をモデルにしたとされる「風の果て」などの作品を例に、「藤沢作品は自然描写が非常に多いのが特徴。しかもそれは自身が体で感じて目で見たものを記している。当時の武士だけでなく、商人や農民の暮らしぶりなども紹介しているので注目してほしい」などと語った。

講演する田中優子法政大教授=酒田市公益研修センター
講演する田中優子法政大教授=酒田市公益研修センター
 講演の前には、JR東日本の見並陽一常務、ANAセールスの四十物実社長、新田社長が歓迎の言葉を述べた。

 講演会に先立ち、同コンソーシアムの事業の一環として、JR東日本が酒田市の相馬樓(ろう)と山居倉庫・酒田夢の倶楽、鶴岡市の致道博物館の3カ所にICカード「Suica(スイカ)」の端末を導入し、サービスを開始するオープニングセレモニーを開催。観光施設にSuicaの端末を導入するのは東北で初めて。相馬樓前で行われたオープニングセレモニーでは、新田社長と観光客代表らがテープカットし、導入を祝った。

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