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勤続40年、無事故200万キロ達成 バス運転手の清野さん

2008年04月10日 16:12
40年間の勤務で無事故200万キロを達成した山交バス運転手の清野重康さん=山形市
40年間の勤務で無事故200万キロを達成した山交バス運転手の清野重康さん=山形市
 山交バス(山形市、武田吉則社長)でバスの運転手を務める清野重康さん(61)=山形市=が、40年間の勤務中、1度の事故(他者に責任のある事故を除く)も起こさず、このほど「無事故200万キロ」を達成した。同社内では初めての偉業で、業界内でも前例は少ないという。「余裕を持ってイライラしない」。清野さんの安全運転の秘訣(ひけつ)は「平常心」といい、さらに記録を伸ばし続けている。

 バスの運転手にあこがれ、1968(昭和43)年に入社。当時は、長距離バスが少なく、路線バスの走行距離も短かった。一日の走行距離は、現在の約4分の1の80キロほど。「こつこつと運転を続け、気が付けば200万キロに達していた」と謙遜(けんそん)するが、毎日、出勤時間の1時間前に会社へ来ることを欠かしたことがない。無事故の背景には「余裕を持つことが一番大切」との心掛けがある。

 冬場に事故を起こさないことが一番難しいという。山形自動車道が開通する前の山形−仙台線は、笹谷峠を越えて行き来した。「雪の積もった笹谷峠越えで、技術が磨かれたのかもしれない」と話す。

 家庭でも、愚痴を言ったり、怒ったりする妻の言葉を黙って聞き入れるという。「平常心を保つことは、家庭円満にもつながる」と清野さん。山交バスの担当者は、「『業務以外で悩みごとがある』ことが、事故を起こす要因となる」とし、「家庭に問題を抱えないことも安全運転につながる」と説明する。

 現在は、人気路線の高速バス山形−仙台線でハンドルを握り、一日約300キロを走行する。あと2年は現役を続ける予定で、「記録を伸ばすことより、若い人が安全運転をまねてくれれば、何よりうれしい」と話していた。

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