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ラムサール条約登録に向け本腰 鶴岡でハスの実菓子開発

2008年05月26日 16:01
ラムサール条約登録に向け、上池のハスの実を使った商品開発が動きだした=鶴岡市大山
ラムサール条約登録に向け、上池のハスの実を使った商品開発が動きだした=鶴岡市大山
 鶴岡市大山の上池・下池のラムサール条約登録に向け、同地域で、ハスの群生地として有名な上池のハスの実を使った商品開発の計画が動きだした。クッキーやようかんなど和洋菓子として売り出そうというもので、登録の機運を盛り上げ、大山地域の貴重な財産を広くアピールする狙いがある。地元商工団体の事業に取り上げてもらい、庄内の菓子メーカーの協力を得ながら商品化したい考えだ。

 湿地保全を目的にしたラムサール条約登録について、環境省はことし10月末に韓国で開かれる締結国会議で上池・下池の登録を目指している。目下、住民と行政が連携して条件整備を進めている。

 大山地域では、地元経済人などが中心となって住民のラムサール条約への意識を高めると同時に、関連するブランド開発を通して地域の活性化と知名度アップに結び付けていこうと、上池のシンボルであるハスに注目。実を使った菓子作りを考案した。

 現在、ハスの実をほかから取り寄せ、菓子店や加工食品メーカーとタイアップして試作を繰り返している。これまで、クッキーやせんべいなどを作ったが、実の味が比較的淡泊なため、香ばしさをどう生かした菓子にするかなどに力点を置いているという。

 上池のハスは8月に花を咲かせる。実の収穫は秋になるが、収穫後、直ちに菓子として売り出せるよう準備を整えておく考えだ。既に池を管理する土地改良区の協力を得ており、出羽商工会大山支所の会員らは「商工会の事業として商品開発を進められれば」と願っている。ラムサール条約登録にちなんだ地域ブランドとして確立させる。

◆ラムサール条約 正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。国境を越えて移動する水鳥のために、国家間で湿地を保全するのが狙い。1971年にイランのラムサールで採択された。日本は80年に加盟、釧路湿原が最初に登録された。2007年12月26日現在の登録湿地は157カ国、1708カ所、国内は33カ所。鶴岡市大山地区の上池・下池は市内西部の農業用ため池で広さは合わせて約40ヘクタール。ともに水鳥の飛来地として知られ、環境省などの「日本の湿地五百選」に選ばれた。市街地から近く桜や紅葉の時期を中心に市民や観光客でにぎわう。

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