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「映画の都 山形」構築目指す 東北芸工大、ドキュメンタリー映画祭などと連携

2008年05月29日 20:52
記者会見し、抱負を語る根岸吉太郎監督(中央)ら=山形市・こども芸術大学
記者会見し、抱負を語る根岸吉太郎監督(中央)ら=山形市・こども芸術大学
 山形市の東北芸術工科大(松本哲男学長)は29日、映像学科の新設に伴い、同市などで映画館を運営するフォーラムマルチプレックスシアターズ、ムービーオンの2社と、特定非営利活動法人(NPO法人)山形国際ドキュメンタリー映画祭と連携する方針を明らかにした。外部機関と連携した映像文化の担い手育成、映画ロケの誘致などを通し、「映画の都 山形」の構築を目指す。

 映像学科はこれまでの映像計画コースや映像コースなどをベースに来年4月に開設予定。より本格的な映像文化を発信する人材育成を目指しており、学科開設とともに、県内の映画関係機関と連携を取ろうという案が上がった。連携は本年度からスタートさせる。

 活動の柱は(1)第一線で活躍する映画関係者の招聘(しょうへい)や市民参加型ワークショップ開催などによる映画ファン層の拡大(2)映画ロケの誘致などによる「映画の都 山形」のブランド化と映画に関係するビジネスの創出(3)学生への教育支援−の3つ。教育支援では、学生が制作した作品を、連携する映画館のスクリーンで上映したり、ドキュメンタリー映画祭の運営に関わるなどの方法を予定している。今後、県内のほかの映画関係機関にも呼び掛け、ネットワークを拡大していく方針。

 この日は、来春、映像学科長に就任予定で「雪に願うこと」「サイドカーに犬」などを手掛けた映画監督の根岸吉太郎氏、山形国際ドキュメンタリー映画祭副理事長の大久保義彦氏らが、同市のこども芸術大学で記者会見。根岸氏は「山形には物語を生み出す土地としての力と映像に関わる人間が生まれてくる可能性を感じる。学生にとっては、ドキュメンタリー映画祭など本物に触れる機会がある。地域と強く連携して活動を進め、学生とともに1本の映画を作る気持ちで生活していきたい」、大久保氏は「映画祭のライブラリーも活用してもらうなど学生に全面的に協力したい。ドキュメンタリー映画祭で作品が上映されるような人材が育ってほしい」などと述べた。

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