県内ニュース

“酷道”458号、Uターンする県外客続出 通行止め分からず

2008年07月04日 09:15
通行止めを知らずにゲートまで訪れた仙台市の男性。そのままUターンしていった=3日午前11時10分、寒河江市幸生
通行止めを知らずにゲートまで訪れた仙台市の男性。そのままUターンしていった=3日午前11時10分、寒河江市幸生
 例年6月に冬期間通行止めを解除している国道458号の寒河江市−大蔵村間で、今年は7月に入っても通行止めが続いている。大蔵側で路肩の崩れが確認され補修工事を行っているためだが、カーナビ情報で国道を抜けようとして、現場でUターンする県外客が続出している。
[MAP]

 県最上総合支庁によると、国道458号は11月から翌年6月まで寒河江市幸生−大蔵村肘折間27.4キロ区間が通行止めとなる。今季は6月上旬の解除を予定し5月に現場調査を行ったが、葉山登山口の一つ、三本橋の南側で路肩が長さ18メートル、幅3メートルにわたって崩れているのが発見された。

 県は、寒河江側の幸生・柳沢橋−十部一峠、大蔵側の肘折−三本橋の通行止めを6月9日に解除。十部一峠−三本橋間8.2キロについては、復旧工事を行っているため今月7日の開通を予定している。

 この情報が県外ドライバーらにうまく伝わっていないという。大蔵村観光協会によると、肘折温泉の利用客などから「国道が通れなくて困った」という旅館への苦情や連絡が6月に入って十数件に達した。例えば首都圏から車で同温泉を目指す場合、カーナビをセットすると「東北自動車道から山形道に入り、寒河江インターチェンジ(IC)か西川ICで降りて国道458号を抜ける」と案内されるためだ。交通規制情報を受信しているタイプのカーナビは途中でルート変更されるが、受信していない車は、そのまま通行止め区間に来てしまうようだ。

 カーナビの有無にかかわらず、当然、通行できると思って来る観光客も多い。3日午前、通行止めを知らずに幸生のゲートまでオートバイでやってきた仙台市の会社員、水谷広さん(44)は「肘折を通って大石田でそばを食べようと思ってきたのに。どうしようかな」と肩を落とし、Uターンした。

 県の担当者は「ICを降りて幸生のゲートに来るまでに5カ所で情報案内をしているのだが、景色もいいし見逃してしまうのかな」と話し、地元からは「国道なのに一部未舗装など全国でも有数の未整備路線だから」という恨み節が聞こえてくる。

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大
ふるさとだより
やましんフォトギャラリー
ニュース特集
山形新聞から
やましんケータイサイトのアクセス方法はこちらから 朝刊連載小説「三人の二代目」 てれナビのご紹介