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理事全員が辞職の意向 鶴岡水泳連盟会長の横領容疑事件

2008年11月30日 22:31
 鶴岡水泳連盟会長の業務上横領容疑事件で、同連盟は30日夜、連盟傘下の鶴岡スイムクラブの緊急保護者説明会を市内で開き、一連の不祥事を謝罪した。この中で、連盟側は、逮捕された連盟会長の中沢潔容疑者(64)がクラブ資金から投資信託を運用していた事実を認め、現在、元本割れしていることも明らかにした。理事全員が辞職する意向だという。

 説明会には、この事件を受け会長代行となった荒木勉副会長、伊藤紘夫副会長、芳賀忠一理事長、堀井善道理事の4人が出席し、集まった約60人の保護者を前にして事件の経緯などを説明した。

 中沢容疑者は県警の調べに対して「投資信託をやっていた」と供述しており、それを連盟側が認めた形。連盟によると、時期は昨年春ごろで、2口に分けて計2000万円を運用していた。投資信託の解約時期などについては、経済情勢による損失のリスクを考えて判断したいとしている。

 積立金の3000万円を私的流用していた件については、現在建設が進んでいる「藤沢周平記念館(仮称)」を中沢容疑者が経営する会社が受注することが決まっていたことから、同容疑者がことし3月28日、荒木副会長に「すぐに返せるから一時的に貸してほしい」と相談。荒木副会長がこれに合意したことを認め、ここでも資金管理体制の甘さが浮き彫りになった。

 今後の運営方針については、芳賀理事長が「単に会長を代えるだけでは済まされない。具体的に方向性が決まった段階でしっかりと説明していく」と述べた。今後、機構改革を進めるため第三者委員会を設置し、体制の抜本的な見直しを検討していく。現在、荒木副会長が理事全員から辞職届を預かっており、新体制への移行にめどがつき次第、荒木副会長と伊藤副会長も辞職するという。

 保護者からの質疑応答では、「生活を切り詰めながらも、家族の健康・体力づくりのために授業料を支払っている。それが私的流用に使われたかと思うと腹立たしい」「トップの人がこんな事件を起こし、非常に残念だ」と事件への憤りをあらわにする声や、「投資信託の内容を詳しく説明してほしい」「3000万円以外に横領した金はないのか」などの質問が出された。

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