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生活防衛色反映の年末年始 県内百貨店の商戦

2009年01月08日 20:28
初売りの福袋を求める買い物客でにぎわう百貨店=山形市七日町
初売りの福袋を求める買い物客でにぎわう百貨店=山形市七日町
 県内百貨店の年末年始商戦は、景気悪化の影響で消費者の「生活防衛色」が反映される形となった。各店の歳暮の売り上げは、送料無料や割引などのサービス強化で個人向けは堅調だったものの、法人需要の落ち込みで前年並みか前年を5%程度下回った。初売りは実用志向が一段と強まり、福袋は高額商品よりもお買い得品に人気が集中した。

 【歳暮】中合グループの十字屋山形店(山形市)と中合清水屋店(酒田市)は、一昨年の歳暮から合同で展開している県産品の“選べるギフト”が好評。十字屋山形店では、ハム、ビール、コーヒー、調味料が好調だったものの、法人の受注件数と単価が減り、全体で前年比5%減となった。清水屋店は、稲庭うどん、豚肉のみそ漬け、地酒が人気。個人向けの売り上げは前年を上回ったが、全体では前年並みとなった。「不況下でも儀礼的なものを軽んじてはいけないと思われているのと、全国送料無料のキャンペーンを強化したため新規顧客が増加した」と担当者。

 大沼本店(山形市)は、対象商品10%引きや県内送料無料となる早期特典を設けた効果で出足が好調。海産物の詰め合わせなどが人気だった。法人向けが伸び悩み、全体の売り上げは前年比7%減。

 【初売り】2日にオープンした大沼本店では、用意した7000個の福袋が完売。子ども服をはじめ、人気ブランドの婦人服も30分以内に売り切れた。「財布のひもは固いが、欲しいものにはある程度投資する傾向がうかがえる」(担当者)。家庭用品を買い求める人も多かった。売り上げはほぼ前年並みを確保した。

 十字屋山形店は元日にスタート。ハンカチ、靴下、肌着、台所用品といった実用品の福袋が好調だった。一方、3万円の羽毛布団セットは大幅に減少した。「価格より価値を判断基準にしているようだ」と担当者。売り上げは前年比5%減だった。

 中合清水屋店も元日に初売り。女性ブランドの服飾品、食料品の福袋はほぼ完売した。高額の宝飾品や組み布団の動きは昨年より鈍く、値ごろ感のある福袋が売れた。売り上げは前年をやや下回った。

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