県内ニュース「おくりびと」アカデミー賞に「庄内万歳」 現地入りの本県関係者ら瞬間総立ち
2009年02月24日 08:31
「おくりびと」の米アカデミー賞受賞が決まり、用意したくす玉を割って喜ぶ酒田ロケーションボックスの佐藤英俊副理事長(中央)ら関係者。阿部寿一市長(左)も歓喜の輪に加わった=酒田市中町2丁目
庄内でのロケを誘致、サポートした庄内映画村(鶴岡市)の宇生(うじょう)雅明社長(57)、同社顧問で映画の題字を担当した平野克己さん(51)らは、ロサンゼルスの授賞式会場近くのホテルで歓喜の瞬間に立ち会った。山形新聞の電話取材に対し、現地の様子、作品への思いなどを熱く語った。 宇生社長は開口一番「やりましたねえ。庄内万歳」と喜びを表現した。「おくりびと」の英語名「デパーチャーズ」が発表された瞬間、ホテルで待機していた大勢の制作スタッフや報道陣は一斉に立ち上がり、歓声と拍手に包まれたという。丸山典由喜副社長(41)は、道路に大型のリムジンが渋滞する「オスカー」の雰囲気に興奮したと言い「映画に携わる人間として最高峰の舞台で貴重な経験をさせてもらい光栄。多くの人の支援に感謝したい」と語った。 脚本を手掛けた小山薫堂さん(44)は作品が具体化する前、宇生社長らとともに、シナリオを書く前に舞台となる土地を訪れる「シナハン」のため庄内を訪問。自然豊かな四季の風景、納棺師ら葬祭に携わる人を取材し、脚本のイメージを膨らませたという。「庄内に書かせてもらった作品。本当にうれしい」と喜んだ。今春からは東北芸術工科大(山形市)の企画構想学科長に就任することが決まっており「学生たちともう1度、喜びを分かち合いたい」と話した。 同社で広報のための絵などを担当する平野さんは「うれしすぎてよく分からなかった」と受賞の瞬間を振り返った。会場のスクリーンには、自身が台本の題字として滝田監督に依頼されて書き、映画の題字に採用された文字が映し出された。「徐々に実感がわいてきた。素晴らしい作品にかかわることができて幸運だった」と締めくくった。
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