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高館山でナラ枯れ被害深刻化 近く300本を倒木処理・鶴岡

2009年02月24日 20:30
樹皮が腐れたり、枝が朽ち落ちたりするなどナラ枯れ被害が深刻化している=鶴岡市・高館山
樹皮が腐れたり、枝が朽ち落ちたりするなどナラ枯れ被害が深刻化している=鶴岡市・高館山
 鶴岡市の高館山全域でナラ枯れが深刻化している状況を受け、庄内森林管理署(植松保夫署長)は近く、昨年ラムサール条約の認定を受けた同市大山地区の上池周辺の遊歩道で被害が確認された樹木約300本を倒木処理する。来月19日までに完了の予定。同月15日からは安全確保のため、上池周辺以外で高館山の一部遊歩道への立ち入りを禁止する。

 ナラ枯れはミズナラやコナラなどナラ類が、一定地域で集中的に枯死する被害。体長5ミリほどのカシノナガキクイムシが樹木の内部に侵入、この虫と共生関係にある「ナラ菌」が繁殖し、結果的にナラが通水障害を起こして枯れると考えられている。

 高館山の総面積は約186ヘクタールで同署と鶴岡市が共同で管理。同署によれば、ナラ枯れ被害は高館山でも5年ほど前から被害が目立つようになったという。いずれも樹齢100余年の樹木で、枝が朽ち落ちたり、樹皮が腐れるなどが被害の特徴。

 同署はこれまで防除剤を樹木に注入するなど対策を講じてきたが、昨秋に実施した現地調査で被害の拡大を確認。業務委託料など約200万円を計上し、まずは上池周辺の遊歩道で被害の激しい樹木の伐採に乗り出すことにした。

 一方、今月17日に開かれた高館山自然休養林保護管理協議会(会長・富塚陽一市長)で、同署は地元住民らにナラ枯れの状況や来年度以降の計画を説明。出席者からは、「水鳥の生態なども考慮して、伐採の実施時期などを慎重に決めてほしい」などの意見が出された。

 来年度以降は、来月15日から立ち入り禁止区域に指定する宮沢、金沢、岩倉コースなどでも被害樹木5−600本ほどを伐採する予定で、同署の佐藤光昭業務課長は「今後、地域住民との話し合いを重ね実施計画を決めたい」としている。

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