県内ニュース規格外でもおいしいよ 芸工大生が野菜販売へ提携農家探す
2009年05月13日 17:25
東北芸術工科大の学生が規格外などで出荷されない野菜をリヤカーで販売する八百屋を始める=山形市・東北芸術工科大
同大4年の5人が企画した。きっかけは昨年、朝日町上郷地区の農家と交流したこと。同地区に泊まり込み、地区の人と共に作品の制作や展示活動に取り組んだ際、農家が「余っているから」と頻繁に野菜をおすそ分けしてくれた。 実際に畑に行ってみるとたくさんの野菜が出荷されないままになっており、自宅で食べきれない野菜は捨てられることも知った。「食べたらおいしいのにもったいない。大学周辺で販売したら売れるのでは」と企画が動きだした。 対象となるのは規格外などで出荷できない野菜。農家に野菜を大学に持ち込んでもらい、学生がリヤカーで販売する。販売方式は量り売り。農家が安定した収入を得られるように、野菜の品目ごとに年間を通して同じ値段で売る予定だ。売り上げの取り分は生産者が85%、学生が残りの15%。 5人は、市内の産直やスーパー、市中央卸売市場に取材するなどし、農産物の流通に関するデータを集めてきた。プロダクトデザイン学科の管野一葉さん(21)は「規格が細かいため、流通ルートに乗せられない野菜がでてくる。規格は簡単に変えられないけど、食べられない野菜が生じることについて消費者、生産者が普通だと思い込んでいる状況を変えたいと感じた」。 美術史・文化財保存修復学科の吉田勝信さん(21)は「流通の仕組みを調べて矛盾を感じた。自分たちの活動で、市場に出荷されない農産物の流通を広げていければ」と話す。問い合わせは事務局の飯塚咲季さん080(3253)0830。
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