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統一ブランド「スパークリング・ワイ」 県産発泡性日本酒発売へ

2009年06月16日 20:26
「スパークリング・ワイ」を統一ブランドに県内9蔵元が商品化した発泡性日本酒の発表会
「スパークリング・ワイ」を統一ブランドに県内9蔵元が商品化した発泡性日本酒の発表会
 県工業技術センターが開発し、県酒造組合に加盟する9蔵元が商品化を進めてきた発泡性日本酒が統一ブランド「スパークリング・ワイ」として発売されることになり、16日、山形市の山形グランドホテルで発表会が開かれた。各蔵元の持ち味を生かした清酒をベースに発泡性に仕上げた商品はそれぞれが違った味わいを醸し出し、苦戦する日本酒市場で新たな動きとして注目を集めそうだ。

 開発した発泡性日本酒の特徴は、透明度とコクのある味わい。一般的な発泡清酒は瓶詰めした後に、酵母で2次発酵させることから濁った色になる。これを耐圧タンクの中で2次発酵させて、ろ過することで透明に仕上げた。さらに、人工的に二酸化炭素を注入し、泡立ちや口当たりはシャンパンに近い。また、苦味成分のチロソールの働きを高める独自の酵母を使うことで、口飽きの原因ともなる甘さを抑え、コクのある味わいに仕上げた。原料は、淡麗な切れの良さが特徴の県産酒造好適米「出羽の里」を使用している。スパークリング・ワイは統一ロゴのラベルとして商品に張り、銘柄は各蔵元によって異なる。

 市場での位置付けは1杯目から飲める酒類として、ビールもライバルとなる。価格的にはスパークリングワインと同程度。蔵元の関係者は「日本酒に距離を置く女性、日本酒好きの両方から高評価を得ている」とし、合わせる料理も和洋中を問わないと説明する。アルコール度数が高く、氷を入れて楽しめる商品もある。需要が増える今夏とクリスマス期に市場調査を行い、順次出荷量を増やしながら、海外展開も視野に入れている。

 一方、山形グランドホテルではこの日、発泡性日本酒の開発にも参加した山形県酒類卸(寒河江市)による酒フェスタも開催され、スパークリング・ワイも紹介された。

 今回発売になった発泡性日本酒の銘柄と製造元は次の通り。

 「スパークリング純米酒 bitts!」=和田酒造▽「上喜元 涼夏」=酒田酒造▽「初孫 X(えっくす)」=東北銘醸▽「出泡羽酒(しゅっぽうしゅ)」=渡会本店▽「おしゅん」=亀の井酒造▽「Sparkling sake BENTEN」=後藤酒造店▽「米鶴 純米スパークリング」=米鶴酒造▽「羽陽一献 Sparkling純米」=中沖酒造店▽「スパークリング純米酒 出羽桜(仮称)」=出羽桜酒造

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