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飛島小、衛星でブロードバンド整備 小中学校では国内初導入

2009年06月20日 12:47
飛島小に衛星を利用してインターネットに接続するブロードバンド環境が整備された。インターネット接続サービスを利用する(手前から)渋谷泰和君と真生さんきょうだい、布川真二教諭=酒田市
飛島小に衛星を利用してインターネットに接続するブロードバンド環境が整備された。インターネット接続サービスを利用する(手前から)渋谷泰和君と真生さんきょうだい、布川真二教諭=酒田市
 酒田市教育委員会は、離島・飛島の飛島小(船越誠校長・児童数二人)に、衛星を利用してインターネットに接続するブロードバンド(高速大容量)環境を整備した。衛星を介してデータを送受信できるインターネットサービスを小中学校が導入するのは、同校が国内で初めて。

 飛島小は今年4月、9年ぶりに再開したが、インターネット環境が整備されていなかった。一方、飛島では飛島コミュニティセンターなどでISDN(総合デジタル通信網)が利用されているが、通信速度が遅く、これを小学校に導入するには厳しい状況だった。そこで酒田市教委は、衛星を経由してインターネットに接続するブロードバンド環境を整備した。

 サービスを提供するのは、今年4月から日本で自社のブロードバンド専用衛星を使った事業を展開している、タイの通信大手タイコムの子会社IPSTAR(アイピースター)。小型アンテナとモデムを飛島小に設置し、埼玉県に同社が設置した大型アンテナと衛星経由でつないでインターネットに接続、データを送受信する仕組みだ。通信速度は受信が最大毎秒1メガビット、送信が最大512キロビット。

 飛島小には18、19の両日、工事業者が小型アンテナとモデムを設置するなどし、職員室や校長室、パソコンルームにある計6台のパソコンすべてでインターネットに接続できるようになった。船越校長は「5年の渋谷泰和君(10)、3年の真生さん(8)きょうだいは、来週から授業で調べ物をする時にインターネットが使えると大喜びだった。教職員ともども、この環境を有効に役立てていきたい」と話していた。

 利用に際しては通常、初期費用としてモデムやアンテナ一式の購入費など30万円と、通信料金(受信が最大毎秒1メガビットの場合月額4500円)が必要。ただし、飛島小では同社が各都道府県1カ所で本導入につなげるために行っている体験サービスを利用しているので、初期費用は無料、通信料金も1年間は無料。

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