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鳥の頭にハチの体? 鶴岡で珍しい「ガ」発見

2009年10月29日 11:36
尾崎雅範さんが撮影したヒメクロホウジャク。頭部に触覚があり、細いストロー状の口が伸びている
尾崎雅範さんが撮影したヒメクロホウジャク。頭部に触覚があり、細いストロー状の口が伸びている
 鳥のような頭に、ハチのような体−。東根市本丸南2丁目の会社員尾崎雅範さん(46)が鶴岡市の大鳥集落で不思議な生物を見つけ、撮影した。最小の鳥として知られるハチドリのような姿だが、頭には触覚がある。山形昆虫同好会の横倉明事務局長によると、この生物はガのヒメクロホウジャク。個体数が比較的少なく、撮影できたことは貴重という。

 尾崎さんが、この生物を見つけたのは25日午後2時ごろ。友人と2人でナメコ採りの帰りに酒屋に寄った際、店先の花の前でホバリングしていた。体長1.5センチほど。スズメバチかと思ったが、デジタルカメラで撮影した画像を拡大して見ると、頭部が鳥そっくりで驚いたという。

 横倉事務局長は「腹部の黒い色と大きさから判断し、スズメガ科のヒメクロホウジャクで間違いない」と話す。ガの多くは夜行性だが、ヒメクロホウジャクは昼に活動する。ハチドリと誤解されやすいガとしては、町の中に生息する同じスズメガ科のオオスカシバの方が目撃例が多く、山間部にすむ小型のヒメクロホウジャクが確認されるのは珍しいという。尾崎さんは「身近にそんな生物がいることを初めて知った。生物の多様さを感じた」と話していた。

 日本野鳥の会山形県支部の簗川堅治支部長によると、ホウジャクを見た人から「ハチドリではないか」との問い合わせがたまに寄せられるという。ハチドリは北米などに生息する鳥で、体長は小さくても7、8センチほど。簗川支部長は「渡り鳥なので、間違って日本に飛んで来ないとも限らないが、可能性は極めて低い」と話している。

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