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小学生に心肺蘇生法を指導 村山市消防本部、救命率向上目指す

2010年03月06日 15:57
心肺蘇生法の指導を小学校高学年までを対象にすることで救命率の向上を目指す=2009年9月の一般向け講習会・村山市消防本部
心肺蘇生法の指導を小学校高学年までを対象にすることで救命率の向上を目指す=2009年9月の一般向け講習会・村山市消防本部
 村山市消防本部は2010年度、市内の小学校高学年を対象に心肺蘇生(そせい)法を指導する「子ども救命士」事業をスタートする方針だ。子どもの時から学習することで、救命率の向上につなげたい考え。事業として小学生に蘇生法を教えるのは県内で初めてという。

 同本部の救命士や救急隊員が小学校を訪れ、子どもたちに指導する。蘇生法を正しく行えるようになった児童には認定証を贈る。自動体外式除細動器(AED)の使用法も併せて指導する予定。同本部ではこれまで、中学生以上への救急救命講習は行ったことがあるが、小学生を対象に実施するのは初めてで、小学生に教えることは全国的に珍しいという。今後、各小学校に事業内容を説明し、実施時間などを話し合っていく。

 2月の県消防職員意見発表会で同本部の大場和也消防士(23)が、米・シアトルで小学生に救急救命講習を行い、実際に親を助けた子どもが多数いることを紹介。学年ごとに心肺蘇生法を段階的に教える「子供(こども)救命士」育成プロジェクトを考案して発表し、最優秀賞を受賞した。大場さんの発表のアイデアが良かったことや、小学校側からも指導要請があったことから事業を行う方針を固めた。

 指導方法などを検討し、6月ごろからのスタート目指している。井沢清消防長は「子どもたちに分かりやすく指導してしっかり覚えてもらいたい。子どもを通して地域住民の救命意識も高まってくれれば」と話している。
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