県内ニュース日持ち保証の花を実証販売 寒河江の花泉と山形のさいとう生花店
2010年07月30日 11:06
5日間の日持ち保証を付けた花の実証販売がスタート。店頭では日持ちテストをクリアした花に保証タグを付けて販売している=寒河江市・花泉
花の鮮度や日持ちを求める消費者ニーズは高い。海外では、日持ち保証を付けた花の販売が普及している国もあるが、国内では花きのトレーサビリティー(生産履歴管理システム)の構築が遅れていることや、産地と消費地が離れていることなどから個別の店舗で行うにはリスクが大きく、ほとんど広がっていないのが実情だ。 農水省は、低迷する花き産業の振興策の1つとして、国内での日持ち保証販売の普及を掲げており、システム確立に向けた実証事業を行う。本県を含め全国5地区を選定。品目・品種を決めて、生産から小売までの流通過程における温度変化の計測や、消費者へのモニタリング調査を通して問題点を洗い出す。その結果を踏まえて、同省では季節や品目・品種ごとのマニュアルを来年3月までに作成、普及していく予定だ。 県内の実証販売は、花泉の本店とさいとう生花店のコープしろにし(山形市)で、8月1日まで行う。売り切れ次第終了する。事前の日持ちテストをクリアした森谷バラ園(寒河江市)、JA新庄もがみ、JAひまわり(愛知県)の3産地で生産されたバラ、トルコギキョウ、ヒマワリの切り花約10品種を対象に、5日間の日持ち保証を付ける。また、購入者の中から各店舗ごとに5〜8人程度のモニターを依頼。花と一緒に温度センサーとレンズ付きフィルムを配り、生産地から市場、小売店、購入者宅までの温度変化を計測するほか、花が枯れるまで毎日写真を撮影してもらったり、アンケートに回答してもらい、必要なデータを収集する。 花泉の大泉拓也店長は「トレーサビリティーを確立し、情報を共有することが大事。よい生産者の商品を区別販売することで、花の消費拡大につなげていきたい」。さいとう生花店の斉藤大介店長は「山形の暑い夏の中で、どういった結果が出るのか興味がある。一貫した品質管理を確立することで、花の販売におけるインパクトを与えていきたい」と話している。
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